本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『NY株式市場の動向』にあり。
米国の経済指標は、
・「週間新規失業保険申請件数」※1
・「景気先行指数」※2
・「フィラデルフィア連銀景況指数」※3
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「ドイツの製造業PMI」
・「ドイツのサービス業PMI」
・「ユーロ圏の製造業PMI」
・「ユーロ圏のサービス業PMI」
・「英国の小売売上高指数」
などが主な注目材料。
また、経済指標以外では、
・「ガイトナー財務長官の証言」
・「チューリッヒ、フランクフルト、パリ市場が休場である点」
・「金融当局者や要人による発言」
などに注目したい。
その他、
「NY株式市場の動向」はかなり重要。その上下に為替相場が影響されやすい地合いが継続している。
昨日の相場で大きく反応した「ガイトナー財務長官の証言」や金融市場にインパクトを与えやすい「米国の金融機関」や「5月末に再建計画の提出期限が迫るGM」に関する話題には要注意。
特に「ドル売りが加速している点」には十分に注意し、本日もその傾向が継続するかどうかに注目したい。
また、「25日月曜日が英国と米国で祝日で、明日金曜日が連休前となる点」も重要となる。
直近の金融市場のテーマは、
以下に関するものが主となっている。
・「経済指標の結果(その結果に株式市場が上下し、それが為替相場にも)」
・「米国の金融機関(ストレステスト結果公表後新たな話題はないが)」
・「米国の自動車業界(5月末はGMの再建計画提出期限を控える)」
・「ユーロ圏の金融政策(今後の金融政策や量的緩和強化が焦点)」
★本日発表の経済指標の詳細
※1→「新規失業保険申請件数」とは、毎週発表されるものだが、米国の景況感の悪化などから注目度が増している。
※2→「景気先行指数」とは、景気総合指数である先行指数、一致指数、遅行指数の3種類のうちの1つ。既に発表された他の指標を合成してインデックス化されている。
※3→「フィラデルフィア連銀景況指数」とは、フィラデルフィア地区における製造業の景況感を表す指数で、『1ヶ月前と比較した現状』と『6ヵ月後の期待』の11項目にわたるアンケートにおける良い/同じ/悪いの3択での回答を指数化しているもの。
本日のトレード用のエサ
・16時30分:独)製造業PMI【速報値】
・16時30分:独)サービス業PMI【速報値】
・17時00分:欧)製造業PMI【速報値】
・17時00分:欧)サービス業PMI【速報値】
・17時30分:英)小売売上高指数
・21時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・22時30分:NY株式市場オープン
・23時00分:米)景気先行指数
・23時00分:米)フィラデルフィア連銀景況指数
・23時00分:米)ガイトナー:財務長官の証言
5月18日からの週の為替相場の焦点
▼NY株式市場の動向(為替相場が影響を受けやすい地合いが継続)
▼米国の経済指標(今週は比較的少なめも、相場が動くキッカケに)
▼4月28日・29日分のFOMC議事録(サプライズの可能性は低いが)
▼金融当局者や要人の発言(FRB議長や米財務長官やECB総裁が中心)
▼今後のユーロ圏の金融政策への思惑(追加利下げ&量的緩和強化など)
▼米国の金融機関の話題(ストレステスト結果公表消化後の流れはいかに)
▼米国の自動車業界の話題(5月末がGMの再建計画提出期限となる)
▼金融市場のリスク回避やリスク志向の動向(ドルと円の動向を大きく左右)
▼15日に米国債償還・利払い日経過後の影響(先週金曜日大きめに動いた為)
▼25日月曜が英国と米国が祝日で、今週末が連休前となる点(ポジ調など)
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5月21日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・スイス、ドイツ、フランスが祝日でチューリッヒ、フランクフルト、パリ市場が休場 ・日銀金融政策決定会合(21日・22日) ・明日に「BOJ政策金利発表&総裁会見」が控える ・25日月曜日が英国と米国で祝日で、明日金曜日が連休前となる |
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08:50 | 日)第3次産業活動指数 | △ | -1.5% | -0.8% | |||||||
10:00 | 豪)消費者インフレ期待 | △ | - | +2.4% | |||||||
10:30 |
豪)新車販売台数 [前月比/前年比] |
× | - | -3.2% | |||||||
- | -22.6% | ||||||||||
16:30 | 独)製造業PMI【速報値】 | ○ | 37.0 | 35.4 | |||||||
独)サービス業PMI【速報値】 | ○ | 44.2 | 43.8 | ||||||||
17:00 | 欧)製造業PMI【速報値】 | ○ | 38.3 | 36.7 | |||||||
欧)サービス業PMI【速報値】 | ○ | 44.4 | 43.8 | ||||||||
17:30 |
英)小売売上高指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.5% | +0.3% | |||||||
+2.4% | +1.5% | ||||||||||
英)第1四半期総合事業投資【速報値】 [前月比/前年比] |
△ | -4.0% | -1.5% | ||||||||
-5.9% | -4.5% | ||||||||||
英)マネーサプライM4【速報値】 | × | - | +17.8% | ||||||||
21:30 | 加)卸売売上高 | △ | -0.8% | -0.6% | |||||||
加)国際証券取扱高 | △ | +40.00億 | +61.07億 | ||||||||
米)週間新規失業保険申請件数 | A | 62.5万件 | 63.7万件 | ||||||||
23:00 | 米)景気先行指数 | A | +0.8% | -0.3% | |||||||
米)フィラデルフィア連銀景況指数 | AA | -18.0 | -24.4 | ||||||||
米)ガイトナー:財務長官の証言 | AA | 要人発言 | |||||||||
翌5:55 | 英)ビーン:BOE副総裁の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
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ロンドンタイム以降のNYダウ先物の動向が行方を左右も、本日はどちら傾いても下落ヨリにみたい。
NYダウ先物やNYダウの上下が引き続き注意。昨日のドル売り加速が継続するのかどうかが注目点。
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