本日の為替相場の焦点は以下の3点。
『米国の経済指標』
『バーナンキFRB議長とポールソン財務長官の議会証言』
『NY株式市場の動向』
米国の経済指標は、「生産者物価指数」と「対米証券投資」に注目が集まる。
「生産者物価指数」とは、国内販売業者の販売価格の調査結果。消費者物価指数と同じくインフレ動向を見るために重要。季節要因を受けやすく、変動の大きい食料品とエネルギーを除いたコア指数が重要視される。
「対米証券投資」とは、海外から米国証券への投資額。貿易収支や経常収支の赤字額との比較で重要視される。米国の赤字ファイナンスや世界的な資金の流れの分析が可能。
また、「バーナンキFRB議長とポールソン財務長官が下院金融サービス委員会での公聴会で証言」する点にも大きな注目が集まっている。
米国の経済指標以上に注意したい材料だ。
「NY株式市場の動向」は、当然の如く、引き続き要監視対象となる。
NYダウは、金融サミット明けの昨日も200ドル以上マイナスでのクローズとなり、その上下の変動には為替相場が敏感に反応している。
金融サミット明けの為替相場は、全体的に動意薄の中、株式市場の動向に反応して上下しながらも、ドル売りヨリに推移した。
この傾向が単なるビックイベントを終えたポジション調整的なものなのか、それとも新たな流れとなるのか、見極めたい。
■本日のトレード用のエサ
09時30分:豪)RBA議事録(11月4日分)
18時30分:英)消費者物価指数
22時30分:米)生産者物価指数&【コア】
23時00分:米)対米証券投資
23時30分:NY株式市場オープン
23時30分:米)バーナンキFRB議長の議会証言
23時30分:米)ポールソン財務長官の議会証言
■今週の為替相場の焦点
・G20金融サミット明けの動向
・NY株式市場の動向
・米国の経済指標
・世界的な景気動向への思惑
・金融当局者や要人による発言
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11月18日(火)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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- | |||||||||||
09:30 | 豪)RBA議事録(11月4日分) | ◎ | - | - | |||||||
14:00 |
日)景気動向調査【改訂値】 [先行CI指数/一致CI指数] |
× | 89.4 | 89.2 | |||||||
100.9 | 100.8 | ||||||||||
17:10 | 欧)トゥンペル・グゲレルECB理事の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
17:15 | ス)実質小売売上高 | ○ | - | ±0.0% | |||||||
18:30 |
英)消費者物価指数 [前月比/前年比] |
◎ | +0.1% | +0.5% | |||||||
+4.8% | +5.2% | ||||||||||
英)小売物価指数 | △ | ±0.0% | +0.6% | ||||||||
19:00 | 欧)建設支出 | △ | - | +0.1% | |||||||
22:30 |
米)生産者物価指数 [前月比/前年比] |
AA | -1.8% | -0.4% | |||||||
+6.2% | +8.7% | ||||||||||
↑・生産者物価指数【コア】 [前月比/前年比] |
+0.1% | +0.4% | |||||||||
+4.0% | +4.0% | ||||||||||
23:00 | 米)対米証券投資[ネット長期フロー] | AA | +175億 | +140億 | |||||||
↑・対米証券投資[ネットフロー合計] | - | -4億 | |||||||||
23:30 | 米)バーナンキFRB議長の議会証言 【TARPに関して】[下院金融サービス委員会] |
S | 要人発言 | ||||||||
米)ポールソン財務長官の議会証言 【TARPに関して】[下院金融サービス委員会] |
AA | 要人発言 | |||||||||
24:00 | 欧)シュタルクECB理事の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
27:00 | 米)NAHB住宅市場指数 | C | 14 | 14 | |||||||
27:30 | 欧)トリシェECB総裁の講演 | ○ | 要人発言 | ||||||||
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金融サミット明けも方向感なし、バーナンキの議会証言で動くか?どちらかと言えば、円買いヨリのスタンス
金融サミット明けも方向感なし、バーナンキの議会証言で動くか?どちらかと言えば、ドル買いヨリのスタンス
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