本日の為替相場の焦点は、「米雇用統計」と「NY株式市場の動向」にあり。
週末金曜日。
米国の経済指標は、「米雇用統計」への注目度が高い。
「米雇用統計」とは、数ある経済指標の中でも最も市場の注目度や相場に与えるインパクトが大きいモノ。「雇用統計」のなかでも一番の注目は非農業部門雇用者数と失業率。予想とのブレが大きいこともあり、サプライズが起こりやすい指標。当月の数字と共に前月と前々月分の修正値も発表され、相場を動かす材料となるので注意が必要。この指標との相関性を目的に作られたADP全国雇用者数は今週水曜日に発表され、−49.3万人のところ−69.3万人と事前予想値より悪い結果となり、ドルが売られている。
本日は「米雇用統計」を中心に金融市場が動く展開になりやすい。
発表後には「為替相場の反応」だけでなく、「NY株式市場の反応」にも注目したい。
週末金曜日であり、大きな変動後の週末に向けたポジション調整が気になるほか、明日が10日で本日が実質ゴトオ日となることや、12日月曜日が日本の祝日で東京市場が連休前となる点も気に留めておきたい。
■本日のトレード用のエサ
▼主要材料
・18時30分:英)鉱工業生産
・18時30分:英)生産者物価指数
・21時00分:加)失業率&雇用ネット変化
・22時30分:米)雇用統計:非農業部門雇用者数&失業率
・23時30分:NY株式市場オープン
1月5日からの週の為替相場の焦点
▼NY株式市場の動向
▼年明け要因による動向
▼オバマ政権への期待や米国政府による各種施策
▼米国の経済指標
▼金融当局者や要人による発言
▼米自動車業界救済の行方
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1月9日(金)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・週末金曜日 ・パリで金融危機対応に関する国際会議が開催(8日・9日) ・週明け月曜日の12日が祝日で東京市場休場 |
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14:00 |
日)景気動向調査【速報値】 [先行CI指数/一致CI指数] |
× | 81.5 | 85.2 | |||||||
94.9 | 97.7 | ||||||||||
16:00 |
独)小売売上高指数 [前月比/前年比] |
△ | +0.5% | -1.6% | |||||||
±0.0% | -1.5% | ||||||||||
17:00 | 欧)トリシェ総裁の講演 | △ | 要人発言 | ||||||||
18:30 |
英)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
◎ | -0.5% | -1.7% | |||||||
-5.3% | -5.2% | ||||||||||
英)製造業生産高 [前月比/前年比] |
△ | -0.6% | -1.4% | ||||||||
-5.3% | -4.9% | ||||||||||
英)生産者物価指数[前年比] | ○ | +4.7% | +5.1% | ||||||||
19:00 |
欧)小売売上高 [前月比/前年比] |
△ | ±0.0% | -0.8% | |||||||
-1.7% | -2.1% | ||||||||||
20:00 |
独)鉱工業生産 [前月比/前年比] |
△ | -2.0% | -2.1% | |||||||
-5.7% | -3.8% | ||||||||||
21:00 | 加)失業率 | ◎ | 6.5% | 6.3% | |||||||
↑・雇用ネット変化 | -2.00万件 | -7.06万件 | |||||||||
22:15 | 加)住宅着工件数 | ○ | 17.00万件 | 17.20万件 | |||||||
22:30 | 加)住宅建設許可 | ○ | -5.0% | -15.7% | |||||||
米)雇用統計:非農業部門雇用者数 | SS | -51.0万件 | -53.3万件 | ||||||||
↑・失業率 | 7.0% | 6.7% | |||||||||
24:00 | 米)卸売在庫 | B | -0.7% | -1.1% | |||||||
26:30 |
米)ラッカー:リッチモンド連銀総裁 の講演【金融情勢】 |
BB | 要人発言 | ||||||||
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雇用統計での変動狙い。イッテコイに気をつけたい。
雇用統計での変動狙い。イッテコイに気をつけたい。
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