先週の金曜日はドイツのGDPが発表された。アメリカと違い、欧州は依然としてコロナ感染の拡大が続いていたので、経済回復は遅れている。だから事前の予想も低いものであった。それでも実際のデータはそれを下回り、マイナスの1.7%ということになった。
これによってユーロ売りが進み、週を通じてのユーロ高の流れが反転を強いられた。ユーロドルは1.21台に乗せて一段高を狙っていたのに、1.20台割れを伺うレベルまで押し込まれた。ユーロ円も株高によるリスクテークで132円台まで上伸していたのに、1円近くも売り込まれている。
ゴールデンウイーク中の見所は、こうした今までの相場の流れの調整モードの行方である。
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