本日の為替相場の焦点は、『米国の経済指標』と『NYダウの動向』、そして『ドル売り地合いの行方』にあり。
米国の経済指標は、
・「米)週間新規失業保険申請件数」
・「米)景気先行指数」
・「米)フィラデルフィア連銀景況指数」
への注目度が高い。
米国以外の経済指標は、
・「中)主要経済指標(第3四半期GDP、PPI、CPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)」
・「独)製造業PMI【速報値】」
・「独)サービス業PMI【速報値】」
・「欧)製造業PMI【速報値】」
・「欧)サービス業PMI【速報値】」
・「加)景気先行指数」
への注目度が高い。
経済指標以外では、
・「ベージュブック(地区連銀経済報告)公表明けの影響」
・「米国の主要企業や大手金融機関の決算」
・「中国の景気動向及び金融政策(利上げ実施直後)」
・「ドル売り地合いの行方」
・「FRBによる追加金融緩和観測」
・「金融市場のリスク許容度」
・「他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)」
・「金融当局者や要人による発言」
・「欧州によるユーロ高に対する懸念や牽制」
・「週末にG20財務相・中央銀行総裁会議[22日・23日開催]を控える点」
・「日本政府・日銀による為替介入・円高牽制発言・介入警戒感」
・「世界的な景気先行き懸念」
などの要因に注意。
★★★
「ベージュブック(地区連銀経済報告)」公表明け。
「米国の経済指標」は、「週間新規失業保険申請件数」と「景気先行指数」、及び「フィラデルフィア連銀景況指数」がメイン。
「米国の株式市場」の動向は、金融市場の流れを見極める上で最も重要な要因であり続ける。
「米国の長期金利」及び「金や原油などの商品市場」の動向も為替相場と関連しやすい。
今週相次ぐ「主要企業や大手金融機関の決算」は株式市場の変動要因となりやすい。
直近の為替相場は、「FRBによる金融緩和観測」や「金融市場のリスク許容度」に大きな影響を受けている。
今週に入って、ここまで加速してきた「ドル売り」の流れに変化が出ている他、「中国の利上げ」が大きな変動要因となった。
また、昨日公表された「ベージュブック(地区連銀経済報告)」では反応薄だったが、2週間後にFOMCを控えて、「FRBによる金融緩和観測」絡みでは、引き続き大きな変動につながりやすい。
その他、明日に「G20財務相・中央銀行総裁会議」を控える点も重要。中国の人民元などを中心に為替に関する話題が取り上げられる可能性もあり、開催を控えての思惑でも変動しやすいと思われる。
■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)
▼主要材料
・11時00分:中)主要経済指標
(第3四半期GDP、PPI、CPI、小売売上高、鉱工業生産、固定資産投資)
→その内容は、ドルや円、ユーロの動向にも大きな影響を与える
・16時28分:独)製造業PMI【速報値】
・16時28分:独)サービス業PMI【速報値】
・16時58分:欧)製造業PMI【速報値】
・16時58分:欧)サービス業PMI【速報値】
→重要視されるかどうかは相場の気分次第。ユーロ買いかどうかが問題だ
・17時30分:英)小売売上高
→内容でのポンドに対するインパクトは大きめ
・21時30分:加)景気先行指数
・21時30分:米)週間新規失業保険申請件数
・23時00分:米)景気先行指数
・23時00分:米)フィラデルフィア連銀景況指数
→2つの時間に3種類の経済指標。どれも重要だが、23時のもので加速しやすいか
▼その他の本日の注目材料や注目点
・ベージュブック(地区連銀経済報告)公表明けの影響
・米国の主要企業や大手金融機関の決算
・中国の景気動向及び金融政策(利上げ実施直後)
・ドル売り地合いの行方
・FRBによる追加金融緩和観測
・金融市場のリスク許容度
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・金融当局者や要人による発言
・欧州によるユーロ高に対する懸念や牽制
・週末にG20財務相・中央銀行総裁会議[22日・23日開催]を控える点
・日本政府・日銀による為替介入・円高牽制発言・介入警戒感
・世界的な景気先行き懸念
10月18日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼ドル売り優勢地合い
▼FRBによる追加金融緩和観測
▼米国を中心とした株式市場
▼米国を中心とした主要経済指標
▼金融市場のリスク許容度[米国の株式市場の動向が主導]
▼米国の長期金利
▼金融当局者や要人による発言
▼金や原油などの商品市場
▼米国の主要企業の決算[先週から発表が本格化]
▼米国の大手金融機関の決算[今週、発表が相次ぐ]
▼欧州によるユーロ高に対する懸念や牽制
▼米地区連銀経済報告(ベージュブック)[20日に公表]
▼G20財務相・中央銀行総裁会議[22日・23日開催]
▼日本政府・日銀による為替介入・円高牽制発言・介入警戒感
▼欧州の財政・金融不安
▼世界的な景気先行き懸念
▼中国の主要経済指標[21日に発表]や景気動向及び金融政策
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10月21日(木)の為替相場の注目材料 | 指標ランク (注目度&重要度) |
コンセン サス |
前回 発表値 |
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・ECB理事会(政策金利の発表はない) ・スペイン国債入札 ・米国の主要企業の決算発表→アメリカン・エキスプレス、ノーザン・トラスト、マクドナルド、トラベラーズ、AT&T、キャタピラー、フリーポート・マクモラン、その他 |
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11:00 | 中)第3四半期GDP | ◎ | +9.5% | +10.3% | |||||||
中)生産者物価指数 | ○ | +4.1% | +4.3% | ||||||||
中)消費者物価指数 | ◎ | +3.6% | +3.5% | ||||||||
中)小売売上高 | △ | +18.5% | +18.4% | ||||||||
中)鉱工業生産 | ○ | +14.0% | +13.9% | ||||||||
中)固定資産投資 | ○ | +24.6% | +24.8% | ||||||||
NZ)ANZ消費者信頼感指数 | × | - | +116.4 | ||||||||
13:30 | 日)全産業活動指数 | × | -0.4% | +1.0% | |||||||
15:15 | ス)貿易収支 | △ | +12.0億 | +5.7億 | |||||||
16:28 | 独)製造業PMI【速報値】 | ○ | 54.6 | 55.1 | |||||||
独)サービス業PMI【速報値】 | ○ | 54.9 | 54.9 | ||||||||
16:58 | 欧)製造業PMI【速報値】 | ○ | 53.2 | 53.7 | |||||||
欧)サービス業PMI【速報値】 | ○ | 53.7 | 54.1 | ||||||||
17:30 |
英)小売売上高 [前月比/前年比] |
◎ | +0.2% | -0.4% | |||||||
+1.9% | +1.9% | ||||||||||
18:15 | 英)ポーゼンMPC委員の発言 | △ | 要人発言 | ||||||||
21:30 | 米)週間新規失業保険申請件数 | AA | 45.5万件 | 46.2万件 | |||||||
加)景気先行指数 | ○ | +0.2% | +0.5% | ||||||||
23:00 | 欧)消費者信頼感【速報値】 | × | -11 | -11 | |||||||
米)景気先行指数 | AA | +0.3% | +0.3% | ||||||||
米)フィラデルフィア連銀景況指数 | S | +2.0 | -0.7 | ||||||||
27:00 | 米)ブラード:セントルイス連銀総裁の発言 | B | 要人発言 | ||||||||
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