今年のツール・ド・フランスは新城幸也、別府史之という2人の日本人選手が出場し、上位入着を果たしていることでも注目を集めている。
100年以上の歴史を誇るツール・ド・フランスだが、そのスタートラインに立った日本人選手は過去たった2人しかいなかった。今年は3人目と4人目が同時に出場して、しかも見せ場を作っているのだから、これは大変なことなのだ。
(※一部、周辺国にも立ち寄る)
■ツール・ド・フランスの有力チーム「サクソバンク」
さて、そんなツール・ド・フランスで昨年、個人総合優勝、チーム総合優勝を飾っており、今年、2009年も有力視されているチームがサクソバンク(SAXO BANK)だ(※)。
(※正確には昨年はCSCとサクソバンクの共同スポンサーによる「チームCSC−サクソバンク」だった。今年はサクソバンクの単独スポンサーで「チーム・サクソバンク」となっている)

……と、ここまで自転車ロードレースの話ばかりで、何だこれは? いったいここは何のサイトだったっけ? と不審に思った人もいるかもしれない。
けれど、また、サクソバンクという名前にピンと来たFXファンも少なくないのではないだろうか。
そう、このツール・ド・フランスの有力チームである「サクソバンク」とは、サクソ系(SAXO系)という呼び方で日本のFXファンに知られているあの「サクソバンク」に他ならないのだ。
サクソバンクはデンマークに本拠を置く金融機関。正式な社名はSAXO BANK A/Sという。この7月からは日本でも、サクソバンクFXという日本法人がサービスを開始した(サクソバンクFXについて詳細は次回)。
今回はサクソ系とかサクソバンクという言葉は聞いたことがあるけれど、詳しくは知らないという読者のために、SAXO BANK A/Sの創業者であり、共同CEOであるキム・フォーネイ氏へのインタビューを交えながら、このサクソバンクについて紹介してみたい。

まず、サクソバンクとはどんなことをしている会社なのだろうか?
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)