昨日は市場のリスクオン・ムードが継続した。アジア時間ではこのところ低迷を続けていた中国株が持ち上がったことで、リスクテークの意欲はますます増幅された。リスクに敏感とされるユーロ円もジャンプアップこそしなかったが、128円台の後半で張り付き。為替相場はダイナミックに動きはしなかったものの、それでもドルはビッドの強い様子が感じられた。
私もニューヨーク序盤からドルロングで攻めてみた。ユーロドルのショート攻めをしたのだ。しかし相場のほうがゆっくりとしか動かないし、値幅もなかった。それでポジションを持っていてもあまり面白くなく、ほとんど同値でやめてしまうという結果に終わった。ドル金利のほうは狭いレンジながらも、昨日は金利高の水準で終わっている。
為替相場がこれだけ膠着間を強めているのは、週後半のジャクソンホール待ちであるのは言うまでもない。しかしジャクソンホールが終わったら為替相場が動き出すのかというと、それも話しが違うんじゃないかと思ってしまう。ジャクソンホール待ちだと言われて久しい。なんか5月くらいから行っていたような気がする。それほどコロナ感染の拡大中のなか、見るべき材料が乏しかったということだろう。
今晩はいっそう動きにくそうである。ドル円もユーロドルもレンジ相場を強いられそうだ。史上最高値を超えてきている米国株だが、高いと変動幅が小さくなるので、かえってユーロ円などは動かなくなる。為替相場は逆張りで攻めてみるしかなさそうだ。、
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