先週の金曜日の昼間には、よく確認できない介入らしき動きがあったので、市場参加者は混乱させられた。実際には単なるウワサだったのでは?という話しのほうが今では強くなっていて、結局のところわからない。しかしドル円が85円台まで急激に戻したのは事実で、少なくともマーケットは用心していることが裏付けられた。
金曜日、欧州時間のユーロドルの値動きを見てから、次のアクションを考えようと思っていたが、ユーロは堅調だった。早い時間に出たドイツのIFO景況調査が予想よりも少しだけ良かったわけだが、これだけが理由で買い進まれたとは思えない。
やはりフレッシュなレベルに戻ってきたせいでのストップ的な買い戻しが相場を押し上げているのだろう。ドル円はアジア時間の介入騒ぎの後は往って来いになってしまい、ドル全面安へ動きつつあった。ドル円では下方向への動きは恐る恐るという感じになるとは思ったが、上にも行きずらそうに見えたので、ドル円を84.45で売ってみた。
米国勢を待たずにユーロドルは1.34台にまで上がってきた。ドル円は介入後につけた安値84.20近辺で跳ねかえるという感じであれば、すぐに止めようと思っていたが、安値を少しだけ更新。いつもはサッパリ反応しない耐久財受注に、マーケットは大きく動いてしまった。
耐久財受注の本体の数字は悪かったが、自動車や航空機を除いたコア部分がとてもよくて、米国株が大きく上昇、そしてその瞬間だけリスクテークの相場となってユーロ円も上昇となった。ドル円もマズいかも?と思って見ると、確かにコスト付近まで20ポイント弱は跳ねた。しかしそこまで。
しかしユーロドルのほうは上方向への歩みを止めなかった。ユーロドルは戻り高値を更新してきた。素直にユーロドルを買っておけばよかった…。ドル相場とリスク相場が混ぜこぜになっている感じもありドル円ではなかなかやりずらいのだが、ドル円は84.10台もつけてきたし、もうちょっとだけ我慢して、ニューヨーク市場のオープンまでは持ってみることにした。
米国株は急騰してはじまったが、その後はさっぱり動かなくなった。クロス円は堅調だったが、ドル円はたいしてつられて上がることもなく、まったく拍子抜けするほど動きがなくなった。週末になることだし、少しでも利益が取れるのはありがたいとポジションをクローズした。
今朝はグローベックスで米国株が大きく伸びてスタートしたが、為替相場のほうが落ち着いて始まったおかげで鎮静化してしまった。その後のコアのアジア時間ではすべてがおとなしい。欧州市場ではアイルランドの銀行の格下げの話しで、ユーロは売られているが、さほどリスク回避が強まっている感じではない。
今晩はますますイベントがない。何をなすべきか難しいところだ。まあ、ユーロドルが1.35の大台に乗せてくるとか、ドル円が83円台に突入でもしない限り、マーケットには緊張感が出てきそうもないので、ちょっと様子見するのが正解かも。
日本時間 19時00分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
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