週明けの為替市場は、ユーロの大ショートカバーで始まった。週末にEU加盟国が緊急の会議を開いて、300億ユーロのギリシャへの融資について発表。再燃しつつあったギリシャ問題の火消しをおこなったのだ。ユーロドルは金曜日の終値付近から200ポイント近く上の1.36台でスタートした。ユーロ円も軽く127円台だ。官僚的な姿勢が特徴のEU圏の意思決定において、わざわざ予定を前倒して、日曜日に会合を持っただけの効果はあったといえる。
ただしこれで安泰と見る人は少ないようだ。スペイン、イタリア、ポルトガルなど他国が資金を求めてこないともいえない。そもそも財政問題は、お金をつぎ込んだだけでは解決しない構造的な問題をはらんでいる。いちばん負担を背負って立つことになるドイツが慎重な姿勢を続けるのもまったく頷ける。ともかく本日、ギリシャが短期国債で資金調達をおこなう予定なので、その結果が出るまでは様子見を決め込んでいるトレーダーも多かった。
私はせっかちにも、昨日の欧州市場がスタートした後、ユーロドルが1.36台を再び割り込んで来るのを見たら、売りたい衝動に駆られてしまった。ギリシャ問題が当面静かになっても、今度は株価が高値圏をキープできるかどうか。出来なければ株価が下がるなど、リスク回避に動く時には下落する傾向にあるクロス円が、ユーロドルの足を引っ張ってくるかもしれない。そもそも金曜日のニューヨーク市場の終盤、ダウ平均株価などがまた年初来の高値を更新していたが、企業決算への期待が先に行っている気がしていた。
ユーロドルは1.35台ミドルをつけた後、ニューヨーク市場オープン後に1.3620付近を見てまた垂れてきた。経済イベントがないため、あまり大きな動きは期待できそうにないので、スモールポーションでユーロドルを1.3605でショートにしてみた。値幅はあまり狙えないと思っているのにあまり張り切ってもしょうがないので、ロスカットレベルは浅く、20ポイント上にした。またユーロドルは大台を割れてきたが、1.3580付近まで。その後コスト付近に戻ってきて、また反落。しかし、さらに下攻めする感じでもないので、私は30ポイント下でクローズした。
想像した通りだったが、売りたいという気持ちに後悔なく行動したことで満足することにした。その後のニューヨーク市場はずっと小動きだった。
本日、胡主席とオバマ大統領のトップ会談がおこなわれた。
中国人民元の切り上げの話しは特に3月以降ずっと出ている。会談で胡主席が人民元改革について「独自の立場を堅持する」と発言していた。中国らしい姿勢だし、要請があったからと元の切り上げをおこなう事はまずないと思う。つまり米中にとって都合のよい時期までは切り上げは行わないだろうし、本当に切り上げが行われる頃には、かなり織り込まれているだろう。
いっぽうで、東京市場の終盤、日本の与党ではデフレ脱却議連なるものがマニフェストに入れる案として「(ドル円相場について)120円前後を目安に相場が適切な水準保つよう努力する」と要請したというニュースが流れた。ドル円は93.40付近まで急伸した。為替レートは相手国のあることだし、マニフェストに入れるような類のことなのかとても疑問だ。GDPも中国に抜かれそうだし、存在感を示すためにわざわざ為替操作国としてアメリカに認定でもしてもらいたいのだろうか(笑)。
今朝発表になった、米企業決算の皮きりであるアルコアの結果はがっかりものだった。本日はインテルの決算が注目される。すでに良い決算への期待からかなりポジションはリスクテーク方向に溜まっている。ちょうどドル円は民主党議連の報道で下手に上に動いた分、売りやすい。欧州株も軟調なスタートになっているので、私は93.20でドル円のショートを作った。ロスカットは今年の高値である94.78から時間足で引いた上値レジスタンス付近となる93.50に置いている。
日本時間 18時30分
いっぽうで、東京市場の終盤、日本の与党ではデフレ脱却議連なるものがマニフェストに入れる案として「(ドル円相場について)120円前後を目安に相場が適切な水準保つよう努力する」と要請したというニュースが流れた。ドル円は93.40付近まで急伸した。為替レートは相手国のあることだし、マニフェストに入れるような類のことなのかとても疑問だ。GDPも中国に抜かれそうだし、存在感を示すためにわざわざ為替操作国としてアメリカに認定でもしてもらいたいのだろうか(笑)。
今朝発表になった、米企業決算の皮きりであるアルコアの結果はがっかりものだった。本日はインテルの決算が注目される。すでに良い決算への期待からかなりポジションはリスクテーク方向に溜まっている。ちょうどドル円は民主党議連の報道で下手に上に動いた分、売りやすい。欧州株も軟調なスタートになっているので、私は93.20でドル円のショートを作った。ロスカットは今年の高値である94.78から時間足で引いた上値レジスタンス付近となる93.50に置いている。
日本時間 18時30分
◆ザイFX!読者が選んだFX会社はココ!(総合ランキング) | |||
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」 | |||
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時) |
0.3pips原則固定 (9-27時) |
1000通貨 | 20ペア |
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】 機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。 |
|||
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】 ■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼ |
|||
【総合2位】 SBI FXトレード | |||
SBI FXトレードの主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.18銭 | 0.3pips | 1通貨 | 34ペア |
【SBI FXトレードのおすすめポイント】 すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。 |
|||
【SBI FXトレードの関連記事】 ■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼SBI FXトレード▼ |
|||
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」 | |||
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック | |||
米ドル/円 スプレッド | ユーロ/米ドル スプレッド | 最低取引単位 | 通貨ペア数 |
0.2銭原則固定 (9-27時・例外あり) |
0.3pips原則固定 (9-27時・例外あり) |
1000通貨 | 30ペア |
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】 業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。 |
|||
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】 ■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介! |
|||
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼ |
|||
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
⇒FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)