昨日のアジア市場は本日から国慶節で1週間のお休みとなる中国を除いて、リスク回避方向でのクローズ。ドル円は83.15近辺まで介入後の最安値を更新し、ユーロ円も113円台を割れる場面もあった。欧米市場でリスク回避が強まっていくかどうかで、日本政府の介入地点と見られる82.91の近辺を越えていくかどうかが決まってくるはずだ。
仲値決めのあたりで作ったドル円ショート(@83.70)の半分を私は持っていた。ドル円は今年の最安値である82.85あたりでは、売りのロスカットが並んでいることが想像される。売り増しのストップメーク注文を82.85に置いた。
欧州市場も8年ぶりのゼネストが決行されスペインの格下げや、今後のアイルランドの多難な話しなどでスタート。序盤こそユーロ売りに傾きかけた。しかし、いつものように欧州株はあまり下押しせず、クロス円は堅調になってきた。ユーロドルもクロス円が引っ張る形で1.36台に戻し、上値を伺ってきた。ああ、またこのところのパターンになってきた。
米国の経済指標を待ったが、第一弾の21時半のデータは軒並み良いものだった。米国株が買い先行でスタートすると、ドル円も私のコスト近くまで戻してきた。第二弾の23時に出たCAPMの数字も良いものだった株価は高いし、経済データも良いということになれば、みなが期待しているアメリカの量的緩和は先延ばし?と見られてくることになる。
お陰でドル全面安は一服し、ユーロドルはまた1.35台に後退することとなった。私はドル円を83.40近辺でクローズし、他の注文もすべてキャンセルして出直すことにした。
欧州市場では欧州株はまた上昇しているが、昨日はニューヨーク市場の午後になると急速に米国株は萎んでいった。為替市場でのドル全面安は強烈で、ユーロドルも1.37台ミドルまで高値を更新し、ドル円でも82円台の安値付近をつけてきている。
10月相場もスタートした。米国株は9月としては71年間のベストパフォーマンスの月だったらしい。したがって10月になって9月の反動が出ることを警戒する向きもある。今晩のISM製造業は、少なくとも昨日のCAPMなどでの景況感の良さを、ちゃんと裏付けることになるのかどうか、とくに注目される。
少なくともドル円が安値を更新するには、ドル安の流れとリスク回避の流れが一致した時だろうから、その両方のタイミングを見ている必要がありそうだ。
日本時間 19時00分
10月相場もスタートした。米国株は9月としては71年間のベストパフォーマンスの月だったらしい。したがって10月になって9月の反動が出ることを警戒する向きもある。今晩のISM製造業は、少なくとも昨日のCAPMなどでの景況感の良さを、ちゃんと裏付けることになるのかどうか、とくに注目される。
少なくともドル円が安値を更新するには、ドル安の流れとリスク回避の流れが一致した時だろうから、その両方のタイミングを見ている必要がありそうだ。
日本時間 19時00分
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