昨日は中国のGDPが発表され、当初から景気減速を覚悟はしていたものの、それでも予想を下回る成長率をはじき出した。これで日本株をはじめとしてアジア株は下げに転じたが、ドル円は下がらず。むしろ114.45あたりまで上伸し、その日の高値を記録するにいたった。
私も朝から113円に突入したらドル円を買おうと待ち構えていたのだが、ついに下がらず。遅ればせながらも114.28でやっと買うことができた。しかしトップサイドでは利食い売りをすることもできなかった。もっと上がると見込んでいたからでもある。欲を出したのが裏目に出て、ズルズルと下がってきたところを同値で売り払ってしまうしかなかった(涙)。
欧州時間で原油価格が一段高し、中心限月の先物価格は83ドル台を超えてきた。これがドル金利のほうを刺激し、ドルの短期金利は急激に上昇した。これによるドル買いも出てきて、ドル円は再び114円台ミドルを狙うが、新高値はつけられない。
その後のニューヨーク時間ではドル金利の上昇が一服したので、ドル相場は総じて軟化。それを好感して米国株は大きく切り返したのである。ユーロドルに関しては動意の少ない動きであった。ドル円やクロス円だけが動いていたような感じだ。
さて今晩はいくつかの経済指標は予定されているが、マーケットの注目はコモディティ価格とドル金利の動向に集まっているのは変わりがない。最近はユーロドルが方向感を失ったような動きしかしないので為替相場に面白みが欠けるのだが、ユーロドルが明確にドル高方向に動き出すまではドル円の押し目買いで対処するしかなさそうだ。ドル円の117円台とかユーロドルの1.13台までは視野に入れておきたいところ。
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