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マネーパートナーズ・奥山社長に聞く(3)
狭いスプレッドはどこかにトリックがある

2010年04月26日(月)20:43公開 (2010年04月26日(月)20:43更新)
ザイFX!編集部

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■狭いスプレッドはどこかにトリックがある!

 「そのトリックは総合的にいろいろなところに隠されている可能性があります。

 『0銭~』という表記はいつも0銭とは限らないということを意味するのであれば、じゃあ『~』のところで儲けているのかという話になりますね。これはスプレッドの表記の問題です。

 あるいは意図的に注文をすべらせて約定させている、ということも考えられますね(※)。『スプレッドは1銭です』と言っておきながら、実際に買おうとすると2銭すべるんだったら、決済までの取引コストは往復で5銭(1銭+2銭×2)になるじゃないですか。

 さらにはFX会社が自分たちに不利な注文を約定拒否してしまうというケースもあると聞きます。

 こういったことは仮に法律上OKだとしても、ボクが投資家だったら、そういうスタンスで投資家に向き合っている会社はイヤですね。

マネーパートナーズはお客さまに提示しているレートで基本的にそのまま注文を受けます。お客さまに取引できないレートは出さないというのが当社のポリシーです。

 だから、すべるようなレート、約定拒否するようなレートを出している会社さんとスプレッドの数字だけで比較されるのは心外なんです」

(※すべって約定する現象については、次の記事も参照→「FXの知られざるナゾの世界:あなたは経験したことがありますか? 怪しいスリッページやレートずらしを…」

■マネパはなぜ「提示レートで即約定」ができるのか?

マネーパートナーズはPCからのストリーミング注文の場合、「クリックした瞬間の提示レートで即約定」をうたっている(※)。

(※ストリーミング注文とは、売りと買いのレートを両方表示させ、その場でそのどちらかをクリックして発注するようなやり方)
→詳細はマネーパートナーズのウェブサイト

 さて、ユーザーが家のPCで表示されたレートをクリックして、それがFX会社のサーバに到達するまではわずかとはいえ時間を要するはずだ。

 そうであれば、その間に市場レートが変動してしまう可能性はあるように思える。ユーザーとしてはすべるのはイヤな話だが、FXの取引の性質上、ある程度すべることがあるのは仕方がないことではないのだろうか?

 にも関わらず、マネーパートナーズがPCからのストリーミング注文では原則としてすべらず、即約定すると言い切っているのはどういうわけなのだろう? そこにはシステム的な秘密が何か隠されているのだろうか?

 そこで、奥山社長にマネーパートナーズのシステム面を聞いてみた。

■即約定の秘密はシステムにはない

 「当社はお客さまからの注文を1件ずつインターバンク市場でカバーしているわけではありません。

 たとえば、ある時、買いが50万通貨、売りが30万通貨あったとしましょう。買いの30万通貨分と売りの30万通貨分は相殺できるので、当社にとってリスクにならず、これについてはインターバンク市場でカバーはとりません。当社はこれを店内マリーと呼んでいます。

 当社としては、相殺して残った分の20万通貨について、インターバンク市場でカバーをとればいいのです」

 この説明はよくわかるが、記者が聞いた限り、これは多くのFX会社が通常やっていることで、格別珍しいことではないと思われる。つまり、マネーパートナーズが即約定すると言い切っている秘密はどうやらシステムにはないようなのだ。

 となると、「即約定」の秘密はどこにあるのか?

「マネーパートナーズ・奥山社長に聞く(4) 『即約定』の秘密はどこにあるのか?」へつづく)

(取材・文/ザイFX!編集部・井口稔  撮影/和田佳久)

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