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マネーパートナーズ・奥山社長に聞く(3)
狭いスプレッドはどこかにトリックがある

2010年04月26日(月)20:43公開 (2010年04月26日(月)20:43更新)
ザイFX!編集部

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「マネーパートナーズ・奥山社長に聞く(2) 5億円以上儲けたそのトレード手法とは?」からつづく)

 しかし、そんな奥山さんをFX業界は放っておかなかった。

 当時、赤字に苦しんでいたマネーパートナーズが助けを求めてきたのだ。

■着任した最初の月に3500万円の黒字に転換!

 そこで、奥山さんは最初は顧問としてマネーパートナーズの経営に関わることとなる。その時、打ち出したのが広告宣伝費の全面カットと、取引手数料の無料化だった。

 今とは異なり、取引手数料はあって当たり前だった当時、その無料化は投資家に大歓迎された。そして、取引量が飛躍的に伸びた結果、奥山さんが着任した最初の月にマネーパートナーズはいきなり3500万円の黒字に転換したのだ。

 “奥山マジック”とでも呼びたくなるような、鮮やかな手腕である。

 そして、顧問に就任した1カ月後、株主に請われた奥山さんはマネーパートナーズの社長に就任したのだった。それからわずか1年弱で、マネーパートナーズはFX専業会社としては初となる上場を果たすことになったのだった。

■マネパはスプレッド競争になぜ参加しないのか?

 ここまではマネーパートナーズ・奥山社長の千変万化(?)の経歴をたどってきたが、ここからは少し話を変えて、「スプレッド」「約定力」について、奥山社長にズバリ聞いていくことにしたい。

マネーパートナーズの米ドル/円スプレッドは現在、通常「1.9銭」(※)だ。一方、現在のFX業界では、1銭未満のスプレッドを提示しているFX会社も結構ある。

 これまでFX会社間では、非常に激しいスプレッド競争が演じられてきた。しかし、マネーパートナーズは1銭未満の領域に突っ込むような、激しいスプレッド競争には参加しないスタンスをとっている模様。

 そのあたりについて、奥山社長はどう考えているのか?

(※早朝時の流動性が低い時や経済指標発表時などはスプレッドが広がる場合もある)

■インターバンク市場のスプレッドはだいたい1.0銭前後

 「FX会社はお客さまから受けた注文を最終的にはインターバンク市場に流すわけですが、そのインターバンク市場で出ている各銀行さんのスプレッドは一般的な現在の例で言うと、だいたい1.0銭前後なんです。

FX会社にとっての仕入れ値が1.0銭前後だとすると、お客さまへ出すスプレッドが1銭未満とか『0銭~』になっているFX会社があるというのはナゾですよね?」

 「もちろん、仕入れ値自体を下げる努力は当社もしておりますし、他社さんもやっているのでしょう。そのような努力によってスプレッドを狭くしていくこと自体を否定するつもりはありません。

 けれど、極端な場合、0銭を提示することがあるFX会社さんさえありますよね。

 この0銭の例で考えると一番わかりやすいんですが、お客さまからいただいた注文をインターバンク市場へ0銭でつないで、0銭でつないで…とやっていたら、FX会社の売上げはゼロ。これでは、ビジネスになっていないでしょう?

 だから、そこにはどこかにトリックがあると考えた方がいい」

 そのトリックとは何か? 奥山社長は考えられ得る3つの事柄を挙げた。
■狭いスプレッドはどこかにトリックがある!

 「そのトリックは総合的にいろいろなところに隠されている可能性があります。

 『0銭~』という表記はいつも0銭とは限らないということを意味するのであれば、じゃあ『~』のところで儲けているのかという話になりますね。これはスプレッドの表記の問題です。

 あるいは意図的に注文をすべらせて約定させている、ということも考えられますね(※)。『スプレッドは1銭です』と言っておきながら、実際に買おうとすると2銭すべるんだったら、決済までの取引コストは往復で5銭(1銭+2銭×2)になるじゃないですか。

 さらにはFX会社が自分たちに不利な注文を約定拒否してしまうというケースもあると聞きます。

 こういったことは仮に法律上OKだとしても、ボクが投資家だったら、そういうスタンスで投資家に向き合っている会社はイヤですね。

マネーパートナーズはお客さまに提示しているレートで基本的にそのまま注文を受けます。お客さまに取引できないレートは出さないというのが当社のポリシーです。

 だから、すべるようなレート、約定拒否するようなレートを出している会社さんとスプレッドの数字だけで比較されるのは心外なんです」

(※すべって約定する現象については、次の記事も参照→「FXの知られざるナゾの世界:あなたは経験したことがありますか? 怪しいスリッページやレートずらしを…」

■マネパはなぜ「提示レートで即約定」ができるのか?

マネーパートナーズはPCからのストリーミング注文の場合、「クリックした瞬間の提示レートで即約定」をうたっている(※)。

(※ストリーミング注文とは、売りと買いのレートを両方表示させ、その場でそのどちらかをクリックして発注するようなやり方)
→詳細はマネーパートナーズのウェブサイト

 さて、ユーザーが家のPCで表示されたレートをクリックして、それがFX会社のサーバに到達するまではわずかとはいえ時間を要するはずだ。

 そうであれば、その間に市場レートが変動してしまう可能性はあるように思える。ユーザーとしてはすべるのはイヤな話だが、FXの取引の性質上、ある程度すべることがあるのは仕方がないことではないのだろうか?

 にも関わらず、マネーパートナーズがPCからのストリーミング注文では原則としてすべらず、即約定すると言い切っているのはどういうわけなのだろう? そこにはシステム的な秘密が何か隠されているのだろうか?

 そこで、奥山社長にマネーパートナーズのシステム面を聞いてみた。

■即約定の秘密はシステムにはない

 「当社はお客さまからの注文を1件ずつインターバンク市場でカバーしているわけではありません。

 たとえば、ある時、買いが50万通貨、売りが30万通貨あったとしましょう。買いの30万通貨分と売りの30万通貨分は相殺できるので、当社にとってリスクにならず、これについてはインターバンク市場でカバーはとりません。当社はこれを店内マリーと呼んでいます。

 当社としては、相殺して残った分の20万通貨について、インターバンク市場でカバーをとればいいのです」

 この説明はよくわかるが、記者が聞いた限り、これは多くのFX会社が通常やっていることで、格別珍しいことではないと思われる。つまり、マネーパートナーズが即約定すると言い切っている秘密はどうやらシステムにはないようなのだ。

 となると、「即約定」の秘密はどこにあるのか?

「マネーパートナーズ・奥山社長に聞く(4) 『即約定』の秘密はどこにあるのか?」へつづく)

(取材・文/ザイFX!編集部・井口稔  撮影/和田佳久)

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