昨日はアメリカが休みだったせいもあり、経済イベントはなく、ポジション調整がメインの一日となりそうだった。米国債市場が休場のため、とくにドルの長期金利に動きを示すベンチマークがない。しかるに金利関連の先物相場も静かな強いられることとなった。為替相場はドル高水準を維持し、ドル円もユーロドルもドルの高値圏での張り付き状態が続いた。
私もドルロングで攻めようと考えていたので、ドル円を114円台買ってみたり、ユーロドルの1.1450台を何度か売り込んでみたりしたのだが、いかんせん動きが鈍かった、ほとんど同値付近で止めることが続いた。結果的に派為替相場での値動きは狭いもので終わったのである。
参加者が少ない中、米国株のうちダウ平均は大きく下げた。これは構成銘柄の一つであるディズニーが失望ものの決算を発表したからである。しかし総じて米国株は堅調なままで、それは中国の不動産会社がドル債の利払いを実行したことによる安心感にもよる。
今晩もイベントが少ない。出てくるのは国際会議からの発言くらいだろう。グラスゴーでやっているCOP会議からの過激な環境保護政策が出てくることもありうるが、そこは再び米中がコミットしないと言うことで世界の不評を買うことになるのだろう。
またOPEC筋からは年内の石油生産の増産を考えていないという発言が出てきて、それに対してバイデン政権は対抗策を公表するとしている。これが市場のリスク許容度を増減させることにつながるので、原油価格にだけは注意を払う必要がある。
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