先週金曜日、世界中でイースターやユダヤ教の重要なお祭りなどで参加者が少ないなか、私は(せっかく!)勤労意欲バリバリで臨んでいたのに、なんだか不発に終わってしまった。
祝日に関係なく、恒例の雇用統計が発表されることになっていた。そもそもこの事前予想については、ペイロール(非農業部門の就業者数)については20万人前後とかなり良い内容を期待されていた。休場となっているマーケットもたくさんあったわけだが、それまでにマーケットは良い結果を見越して、それを織り込んできていた。
株や原油などのコモディティなどリスクテーク局面で上昇するものは、2008年の金融危機の後における高値追いの展開となっていて、為替市場でも株価などが上昇する時には買われやすいクロス円も連日の全面高となっていて、ドル円も年初来高値を更新するという展開となっていた。
こうなってくると、雇用統計で万が一でもがペイロールがマイナスなんていうサプライズになった場合には、ドル円、クロス円は下向きに走ってしまうことになる。そこで私は逆張り戦法で臨むべく構えていたのだが、驚くようなものは何も起こらなかった。
失業率は9.7%の予想通り。肝心のペイロールは、ほぼ事前コンセンサスの18万5千人を若干下回る16万2千人という結果だ。数字そのものは、どちらかというと失望という感じだ。しかしシナリオ上で想定していたなかでは、私にとってはいちばん中途半端で困ってしまう内容となった。
ファーストアクションはまさしくそれを反応してドルは全面安となった。しかし1分も経たないうちにすぐに指標が発表される前のレベルまで戻ってきてしまった。1、2月分が上方修正されたいたことなども多少はあったのだろう。しかしグローベックスの市場もあと45分くらいで終了することになっていた。
こうなると短期筋の買い戻し一色となってしまう。私も94.68でドル円のショートを作ってみたのだが、94.50付近までの下落がせいぜい。仕方なく私もクローズした。なんだか私には、うずらの卵サイズにもならないほどのイースターエッグしか手に入れることはできなかった。
それにしても、ある意味で、アメリカ政府の立場は見え見えだった。
雇用統計を受けてオバマ大統領は「たくさんの雇用が失われるのではなく、生み出されたことに励まされる!」とコメントしていたが、「政府にできることは、実は限られている。」というのが本音の部分なのだろう。確かに2007年3月以降では最大の増加幅となったとはいえ、考えようによっては、国勢調査などで人を雇ってもこの程度しか増えていないのである。就職をあきらめた人もかなり上昇しているらしい。
またアメリカの議会で高まっている中国を「為替操作国」と認定するかどうかの判断を先延ばしすることも週末に発表された。米中ともに、お互いに今あまり触れても得策ではないという利害が一致したのが見え見えという感じもする。
本日は、豪州やニュージーランドだけでなく、欧州も引き続きお休みなので、アジア市場は静かなものだった。米国勢が出てくる米国オープン以降でないと動きは出てこないだろうし、私もずっとそれまでお休みモードになっている。
来週からはじまるアメリカの企業決算を期待する向きもあり、今週もリスクテーク相場は続く可能性はあるが、その期待が禿げてくることになるかもしれない。ちょっとしつこいが、私はまた今晩もドル円、クロス円は逆張りで仕掛ける機会を伺おうと思っている。
米国株の動きに注意しつつ、反落するタイミングを狙おうと思っているのだが、リスクテークしたい向きもまだまだ多いので、あまりこだわり過ぎると苦しくなる。無理はせずに、また入ってもロスカットも25ポイント程度にするつもりでいる。
日本時間 18時50分
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