ニュースソースをさぐると、ポルトガルが格下げをされたようだった。スペインやアイルランドなどといっしょにユーロ圏のセカンダリーな国が危ないことはささやかれていたが、こんなに速攻で来ることになろうとは…。
値動きをチャートで確認。やはりユーロドルは一直線に100ポイント以上も急落していた。目の前で動いている為替レートもまったく戻りを作らずに値を切り下げていく。1.32台のローまで来ると、もはや引っかかりどころは先週に記録した安値しかない。1.3200を割り込んできたら、もうひと走りありそうだ。ここから手を出すのであれば、そこをサポートとみなして、まずしばらくはミニロングで攻めるしかない。
どのくらいリバウンドを取れるかどうかわからないが、1.3200を割り込んだ1.3195でショートにド転だ。そもそも私はベアなのだからショート転して多少の損を出すことになっても、まったくの悔いはない。むしろ下げ幅拡大をみたいところだ。
日付が変わる頃にはギリシャも格下げされた。ギリシャはここまで散々に叩かれてきたので、そんなに驚きもないだろうと思っていたのだが、なにしろ3ノッチもいっぺんに格下げされたのだ。すでにギリシャ国債はジャンク入りである。
私は1.3221で買ってみた。買った直後から一度もフェイバーにならず、当然のごとく相場はフレッシュローに向かって下げていく。もうストップ注文がつくならつけ!と念じていたが、幸いにもユーロドルはショートカバー。私は上がるとは思っていなかったので、1.3229で早々とロングポジションはやめた。
結局このステージでは50ポイント以上の自律反発があった。まあ、こんな悪材料のときにユーロロングで相場を取れても邪道でしかない。もう忘れることにした。
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