ここ最近のドル円の下攻めパターンは、新安値をつけに行くものの、その後に必ず50ポイントほどメクリあげられるというものだ。さすがにこれを繰り返してばかりでは、突っ込んで安いところからショートで攻め込むわけにもいかない。昨日もアジア時間、欧州時間の入り際と、3回も今年の安値を更新する場面があったが、いずれも同じような結果となった。
私はニューヨーク時間に逆張りで臨もうと、考えを改めた。夜の8時までの最安値は83.04付近だったので、とりあえず5ポイント下の82.99に買い注文を出しておいた。本格的な投げ相場になると困るので、25ポイント下には売りのストップ注文を並べておくことにした。これでリスクとリターンのバランスは取れていることになるので、十分、勝負になるはずだ。
しかし昨日のニューヨーク市場では確かに新安値をつけにいったが、朝、アジア市場にシフトしても安いレベルのままだった。面白くないので私はいったんは利食い。14ポイントしか取れなかったが、まあ何もしないよりはましかと考えて、気を取り直した。
そして次に、どうやって攻めようかなと考えていたところ、日本株が下がり始めた。マーケットはリスク回避に備えて、円買い圧力が高まっていった。ドル円は再び82円台へ下落していく。しかし相変わらずノロい。昨夜の安値は82.92だったので、また5ポイント更新の82.86あたりでも買いで入ってみようかと見ていたら、いきなりドル円は83円台へ急騰してきた。
また日銀のレートチェックや、ナンチャッテ介入のたぐいかなと思っていたが、今回の動きは腰が入っているようだ。他の市場に目を移すと、日本株も猛烈に上がっている。これは確かめる前に買っておかなくてはいけなそうだと感じ、私も遅ればせながら83.48でドル円のロングをつくった。
自分がロングを持つと、動きが遅く見える。まだニュースソースなどには「介入」の文字は踊っていない。84円台を目指しているのに、なかなか83.85あたりで揉んできた。しかしこの後の反動も大きいだろうと思ったが、もうちょっとだけ粘ってみた。
やはりドル円には円売り介入が入っているということが後で判明し、財務大臣もそれを認めた。84円台に入ってきたが、反動も怖い。84円台ミドルで上がったあと、少し緩んできたので、この辺で止めてしまった。いったん止めるとなかなか入りにくいもので、東京時間の午後には85円台乗せも見たら、なんだか損した気分になった…。
アジア市場のドル円は85円ちょうどをはさんでの動きとなり、欧州オープンの動向でどうあるかと見ていたが、とりあえずドル円の上昇は続いている。ただ完全に日銀の監視下の時間帯から外れてしまったら、為替相場はどのように反応していくのか、まだ予断は許さない。円安に動いたといっても、やっと85円である。ここで喜んで利食い出来るのは短期筋だけだろう。それよりも日本経済の担い手である輸出勢の動向なども見極めておきたいところだ。
今晩の注目は完全にドル円の値動きだけに関心が集まることとなってしまった。したがって経済指標などでは動かないだろう。このタイミングでの介入は確かにサプライズではあったが、単独介入では効果は限定的にならざるをえない。また欧州やアメリカの当局者のコメントも出てくるだろうから、それを待ちたい。基本的にトレンドを変わっているはずもないので、スタンスとしてはドル円の戻り売りでいようと思う。後はタイミングの問題だけだ。
日本時間 19時00分
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