11月23日(火)、日本時間の午後2時半ごろ、朝鮮半島西側の南北軍事境界線付近にある韓国の延坪島(ヨンピョンド)へ北朝鮮が数十発~200発程度の砲弾を撃ち込んだ模様。これに対し、韓国軍も応戦。南北で交戦状態となった。
延坪島では、数十軒の家屋が炎上し、韓国軍側に死傷者が出たとの情報もある。
■朝鮮半島の騒動を受けて、為替は一時円安に
23日の日本は勤労感謝の日で祝日。為替相場は朝から閑散としており、ほとんど動きのない状態だったが、朝鮮半島のこの騒動を受けて相場が動いた。
最近の為替相場では、リスク回避は円高、米ドル高となるのが定石だが、今回の騒動は日本にとってリスクがあるためか、円については円安方向に動いている。この結果、米ドル/円は83.4円付近から83.8円付近まで40分ほどで跳ね上がった。
米ドル/円 5分足
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドル/円 5分足)
ただ、そのあとは下落に転じており、本記事を公開した日本時間17時前の段階では、それほど一方的な円安とまではなっていない。
ちなみに円絡みの通貨ペアの中でも豪ドル/円は円安方向へ振れていない。
ただ、そのあとは下落に転じており、本記事を公開した日本時間17時前の段階では、それほど一方的な円安とまではなっていない。
ちなみに円絡みの通貨ペアの中でも豪ドル/円は円安方向へ振れていない。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:世界の通貨 VS 円 5分足)
今回の騒動は日本と同様、近隣国である中国にもマイナスの影響を及ぼす可能性がある。そのため、中国経済の影響を受けやすい豪ドルも弱い動きとなっているのかもしれない。
(ザイFX!編集部・井口稔)
今回の騒動は日本と同様、近隣国である中国にもマイナスの影響を及ぼす可能性がある。そのため、中国経済の影響を受けやすい豪ドルも弱い動きとなっているのかもしれない。
(ザイFX!編集部・井口稔)
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