日銀会合の結果はハト派的なものと受取られた。YCC政策の微調整が行われ、10年ものの利回りを1.0%に制限することから1.0%を目途にするというように柔軟さを示したが、これが直接の金融政策のタイトニングへの転換だとは受取られなかった。長期金利を容認したところで足元の短期金利はマイナス金利のままである。やはりこれを解除しないことには金融引き締めとは見られないのだろう。
これをうけて円債はショートカバー。しかしそれはポジション調整の域を脱することはなく、高い水準を維持している。激しかったのは円売りのほうで、円ショートに弾みがかかった。これは今まで150円ちょうど近辺で長らく止められていたので、パワーがたまっていたのだろう。
欧州時間ではユーロ円の買い上げも激しくなって、160円台の後半まで達している。ニューヨーク時間ではユーロ円の買いはおさまったが、ドル円のほうで買いが進んで151円台の後半まで上がった。
ドル円は一方的に上がったが、ユーロドルのほうはクロス円に振り回された。東京時間ではドル円が150円台に乗せてきたのに合わせて同じくドル高で推移。1.05台に沈んでいた。しかし欧州時間になってユーロ円の買いがきつくなってくるとユーロドルも猛烈にビッドが強くなった。1.06765近くまで到達している。
しかしニューヨーク時間になってドル円が151円台に乗っかってくると、今度はドル買いということで急速に緩む。そしてユーロドルは100ポイント以上の下落を演じた。1日を終わって見れば、ドルの全面高で終了している。
今夜はFOMCである。利上げは見送られるものと見られており、声明文の文言はタカ派色を残したものになると予想されている。昨日はドルがたくさん買われた分だけ、ソフトな内容だった場合のドルの投げ売りがきつくなりそうだ。
日本時間 15時10分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2023年12月1日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報は各社の公式サイトなどで確認してください |
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