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• 2025年06月27日(金)22時16分 ポスト

  【ＮＹ為替オープニング】米通商交渉にめど、ミシガン大消費者信頼感で期待インフレ率に注目

  
  ■注目ポイント
  ・米・5月コアPCE価格指数：前年比＋2.7％（予想：+2.6％、4月：＋2.6％←+2.5％）
  ・米・5月個人所得：前月比－0.4％（予想：+0.3％、4月：＋0.7％←+0.8％）
  ・米・5月個人消費支出(PCE)：前月比－0.1％（予想：+0.1％、4月：＋0.2％）
  ・23:00　米・ミシガン大学消費者マインド指数(6月)確定：予想60.5、速報60.5
  ・米・FRBが年次銀行ストレステストの結果公表
  ・米・クックFRB理事とクリーブランド連銀総裁が「Fed Listen」イベントに参加
  ・米・ニューヨーク連銀総裁が国際決済銀行(BIS)のイベントで議長を務める
  ・米中、関税休戦の署名、10の貿易相手と合意近い＝商務長官
  ・ベッセント米財務長官「通商交渉はレーバーデーまでに完結する可能性」

  27日のNY外為市場では関税を巡る懸念後退で、リスク選好の動きが優勢となった。本日は引き続き連邦準備制度理事会（FRB）利下げの行方を睨む。トランプ大統領が早くて9月にも次期FRB議長候補指名しパウエル議長に圧力をかける計画との報道で早期利下げ観測が強まった。ホワイトハウスは憶測を否定も利下げ観測がくすぶる。本日もFRB高官発言に注目。パウエル議長な夏にかけた関税によるインフレ上昇を想定していることを明らかにしたが、大半のFRB高官は7月の利下げは時期尚早と見ており、ドル売りも限定的となった。

  商務長官によると、米中、関税休戦の署名、10の貿易相手と合意近いという。また、
  ホワイトハウスは、7月9日の高関税の再導入期限を先送りする可能性もあると、言及。
  ベッセント米財務長官は「通商交渉はレーバーデーまでに完結する可能性」を指摘した。

  米消費支出は減速、インフレは高止まりでスタグフレーションの様相も見られ、ドルの上値を抑制。本日はミシガン大学消費者マインド指数(6月)確定、期待インフレに注目が集まる。

  米商務省が発表した5月個人消費支出(PCE)は前月比－0.1％と、予想外に1月来のマイナスとなった。個人所得は前月比－0.4％と、21年9月来のマイナス。FRBがインフレ指標として最も重要視しているコアPCE価格指数は前年比＋2.7％と、4月＋2.6％から伸びが拡大。予想も上回った。

  ・ドル・円、200日移動平均水準149円55銭。

  ・ユーロ・ドル、200日移動平均水準1.0813ドル。

  ・ドル・円144円61銭、ユーロ・ドル1.1707ドル、ユーロ・円169円28銭、ポンド・ドル1.3702ドル、ドル・スイス0.7989フランで寄り付いた。

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