為替相場ではドル高の方向性が強まってきた感じがする。たしかにドルの金利は、もみながらも上昇傾向を描いていて、ドルは買いやすい環境になりつつある。円は円で国内政治から見ても、円売り材料に事欠かないし、ユーロもぽつぽつと悪材料が並び始めている。
米国株があまり動かないといいながらも、高値圏を維持しているのでニューヨーク時間に大きく調整するということもない。とりあえず当面はドルロングの方向でついていったほうが無難なようでもある。
とはいっても、為替市場は基本的に行ったり来たりのレンジ相場をやっているだけともいえる。ドル円は今年になってからは81円から83円がコアレンジを形成している。その両端に1円幅を持たせても、やはり今はレンジの中でのもみ合いの過程なのかもしれない。
ユーロドルもしかりで、コアレンジは1.32台から1.37台といったところだろう。そう考えると全力を傾けてドルロングにしてしまうのも、はばかられる気持ちにもなってしまう。
昨日の海外市場ではきれいにドル高が進んだ。私は83.50より高いドル円を買っていくのが嫌だったので、ユーロドルをちょろちょろとショートにしてみては、25ポイントほど取れたら利食いの買い戻しを行うことの繰り返しをやった。欧州の経済指標がたくさんあったので、相場に入るチャンスは多かった。
まあ、そろそろレンジの端ではないかと思っているので、自然と狙う値幅も小さくなるのも仕方がない。ロスカットも15ポイントまでと決めていた。運よく損切りさせられることはなかったが、それでもユーロドルはすぐに戻るので、なんだか疲れてしまった~。マーケットのコンセンサスも、そろそろこのへんが底だとでも感じているように、ショートカバーは速攻で入ってしまうのだ。
今晩もドルロングで攻めようと思っている。失業保険やフィリー指数、景気先行など経済指標もいろいろあるし、FRB(米連銀)の要人発言もたくさん予定されている。相場は上下にブレることだろう。
今しばらくは日中の値幅が小さくても、小刻みに取っていくしかないだろう。ドルロングとはいっても、ドル円については、やはり83円台後半から高値追いする勇気が出て来ないので、やはりユーロドルショートでのドル買いでやっていくしかないのかも。
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