ずっとポンド円のショートにしてはいるが、あまり感心できるようなものではなかった。いつものポンド円のようなダイナミックな動きがまったく見られない。最初は132円台割れで作り、130円割れをしたところの129.88が私の利食いゾーンにしていた。130円ちょうど付近までは何度も下がってくるのだが、大台割れには至らず、さらに戻りも131円台をどうにかかすると、すぐにまた弱々しくなるという感じだ。良いところでの売り直しもままならず、ああ、まったく思惑が外れてしまった(涙)。
金曜日は欧州時間の入り口で、ドル円がちょっと81円台で強含んだせいもあって、ポンド円は131円台に跳ね上がった。それでも私がロスカットすべきレベルでもなかった。ユーロドルが垂れてきたので、ポンドドルも追従の下げへ。ユーロ円やポンド円など、クロス円はすべてアップサイドが重くなってきた。
もう一度しつこくポンド円を130.70で売ってみたが、夜の9時を回ったくらいで急に円の全面高となってきた。に地震の揺れがあったわけでもなく、ことさらにリスク回避の必要性があったわけでもない。このステージでポンド円は130.10くらいまで突っ込んだが、大台割れはやはり無念。ここまで来て、あとの残りの10ポイントあまりを取るために、無用なリスクだけを取っているのも、本当にアホらしい。要するにレンジ相場に捕まっているだけだったのだ(反省)。
そこで欧州時間に持ち上がったレベルのちょっと外側まで、つまり131.10にまで買い戻しのストップ注文を下げることにした。利食いももはや129.88ではリスクとの見合いが取れないので下げる。130円の大台を割り込んだら、ちょっとは走るだろうという見込みもあって、とりあえず127.88にまで利食い注文を下げておいた。
その後はニューヨーク時間になって、ポンド円は何度も下押ししたようだが、130.30あたりまで。FRB(米連銀)理事の何人かが出口戦略の必要性だとか、金融緩和の終了の時期など、利上げに対するタカ派発言がいくつか出てきたので、ドルの金利は上昇した。ドルは全面高の形となった。ドル円も当然、上昇圧力にさらされることになったので、ポンドドルが下げてきた割りには、ポンド円はあんまり落ちなかったという展開になった。
ポンド円のショートをやめて、ポンドドルに乗り換えるべきなのかもしれない。週末のロンドンでのデモが平和的なもので終わらず、フォートナム&メンソンがデモ隊に占拠までされていたのにはちょっと驚いた。本日のアジア時間の後半にポンドドルが1.6台を割れはじめたことだし、ショート(@1.6ちょうど)にしてみた。ロスカットは1.6025と本日の高値より少し上においている。1.58台はみたいものだ。
ユーロドルが1.40台の大台を切ってくるかどうかが、次の焦点になってくる。さらにドイツの地方議会選挙でまたメルケル首相の党が負けてしまったこともあり、本日の朝には1.4020近辺まで下落してのスタートとなった。しかし今のところは1.40台後半まで戻してもいる。ポンドドルからユーロドルの乗り換えも視野に入れてもいる。
日本時間 18時20分
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