こんにちは。
■ユーロが1.4530ドルのバリアをついにブレイクした
先週から今週前半にかけて、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)は、一度大きく下落した後、急上昇する展開となっています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/円 4時間足)
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:豪ドル/円 4時間足)
ユーロ/円は116円台から120円台、豪ドル/円は86円台から88円台を回復するという乱高下を演じています。
まず、クロス円相場の重要なカギを握るユーロ/米ドルですが、先週のコラムで懸念したとおり、1.4530ドルのバリアに阻まれて、いったんは急落しています。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 4時間足)
ただ、先週のコラムでご紹介した世界最大の通貨ヘッジファンドである「FX CONCEPTS」が、重要なラインであるとして挙げていた1.4150ドルではサポートされ、そこから急反発しています(「ユーロ/ドルはアタマ打ちか?世界最大の通貨ヘッジファンドが予想する下値メドは?」を参照)。
メイントレンドに戻ったユーロ/米ドルは、4月20日(水)に、1.4530ドルのバリアをついにブレイクし、現執筆時点(4月21日 13時)で1.4582ドルまで高騰しています(※)。
また、連れてクロス円も急反発している状況です。
結局、調整が終わると「米ドル安&円安」というメイントレンドは変わらないという相場展開になっています。
(※編集部注:その後、4月21日 15時20分時点で、1.46ドル台に載せている)
■ユーロ周辺国と、スペインやイタリアでは事情が異なる
それでは、悪材料が多い中でも上昇を続けているユーロの背景を探ってみましょう。
今週に入り、フィンランドの議会選挙や、ギリシャ国債の利回り急騰などユーロ周辺国に対する悪材料が噴出しています。
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