6月8日(水)■ドル売りヨリの流れの継続・加速』と『ベージュブックの公表』、そして『明日にECB政策金利＆声明＆総裁会見を控える点』に注目！

本日の為替相場の焦点は、『ドル売りヨリの流れの継続・加速』と『ベージュブックの公表』、そして『明日にECB政策金利＆声明＆総裁会見を控える点』にあり。

米国の経済指標は、
注目度の高いものの発表はない。

米国以外の経済指標は、
・独)鉱工業生産
・加)住宅着工件数
への注目度が高い。

経済指標以外では、
・米)ベージュブック(米地区連銀経済報告)公表
翌・NZ)RBNZ政策金利＆声明＆四半期金融政策発表
・OPEC総会
・明日に、ECB政策金利＆声明＆トリシェ総裁の会見を控える点
・今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(7日・3年債、8日・10年債、9日・30年債)
・欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻り続けている)
・金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
・他の金融市場の動向(米株式、米長期金利、金、原油、米国以外の株式市場など)
・ECBの金融政策への思惑(6月9日に、ECB理事会結果発表＆総裁会見)
・米国の金融政策への思惑(6月8日に、ベージュブック公表)
・中国の景気動向及び金融政策
・金融当局者や要人による発言
・為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)
などの要因に注意。

★★★

本日は、ベージュブック(米地区連銀経済報告)の公表日。
明日に、NZ、英国、ユーロ圏の金融政策結果発表を控える。

注目度の高い米国の経済指標の発表はない。

米国の株式市場の動向は、金融市場の流れを見極める上で非常に重要な要因。
米国の長期金利及び金や原油などの商品市場の動向も為替相場と関連性が高い。
今週相次ぐ米国の長期国債の入札は、米国の長期金利の変動要因。

直近の金融市場は、欧州の債務不安が燻り続け、リスク許容度による流れが相場の方向性を先導している。
先週末には、米国の雇用統計の内容が悪かった影響でドル売りに傾き、ギリシャの債務不安は緩和ヨリの流れとなりユーロが大きく買い戻された。
週明けの昨日の相場では、リスク回避の動向とギリシャの債務不安が燻り続けている上に、ドル売りヨリの流れが優勢となっている。

本日は、ドル売りヨリの流れの継続・加速に注視しながら、ベージュブックの公表や明日にECB政策金利＆声明＆総裁会見を控える点での影響に注意したい。


■□■本日のトレード用のエサ■□■(※毎日更新)

▼主要材料

・19時00分：独)鉱工業生産
→発表での影響はまずまずだが、相場が動くキッカケとして注意

・21時15分：加)住宅着工件数
→発表でのカナダドルへの影響はまずまず

・27時00分：米)ベージュブック(米地区連銀経済報告)公表
→米国の景況感に注視。反応具合は未知数

・翌6時00分：NZ)RBNZ政策金利＆声明＆四半期金融政策発表
→今後の金融政策への思惑が高まれば、大きな反応にもつながる


6月6日からの週の為替相場の焦点(ドル中心)は以下。
▼米国の雇用統計発表明けとなる点
▼欧州の財政・金融・信用不安(ここ数週間、ギリシャの債務不安が燻り続けている)
▼金融市場のリスク許容度(ここ数週間、リスク回避の流れが優勢に)
▼ECB政策金利＆声明発表後のトリシェECB総裁の記者会見での発言
▼NZ、豪、英、欧と金融政策の結果発表が相次ぐ点
▼主要国の株式市場(米国中心)
▼主要経済指標(米国中心)
▼ECBの金融政策への思惑(6月9日に、ECB理事会結果発表＆総裁会見)
▼米国の金融政策への思惑(6月8日に、ベージュブック公表)
▼米国の長期金利の動向
▼金融当局者や要人による発言
▼今週相次ぐ、米国の長期国債の入札(7日・3年債、8日・10年債、9日・30年債)
▼金や原油などの商品市場
▼中国の景気動向及び金融政策
▼為替介入への警戒感(ドル円下落で高まる)

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6月8日(水)の為替相場の注目材料			指標ランク (注目度＆重要度)	コンセン サス	前回 発表値
・OPEC総会
08:50		日)経常収支	×	+2000億	+1兆6791億
		日)貿易収支	×	-3790億	+2403億
		日)マネーストックM2+CD	×	+2.7%	+2.7%
09:30		豪)ウェストパック消費者信頼感	×	-	-1.3%
10:00		米)ダドリーNY連銀総裁の発言	B	要人発言
10:30		豪)住宅ローン貸出	△	+2.3%	-1.5%
13:30		日)企業倒産件数	×	-	-6.8%
14:00		日)景気ウォッチャー調査 [現状判断DI/先行判断DI]	×	33.0	28.3
				-	38.4
14:45		ス)失業率	×	3.0%	3.1%
15:00		独)経常収支	×	+110億	+195億
		独)貿易収支	×	+143億	+189億
15:45		仏)貿易収支	×	-	-57.46億
16:00		欧)レーン欧州委員の発言	△	要人発言
18:00		欧)第1四半期GDP【改定値】 [前期比/前年比]	△	+0.8%	+0.8%
				+2.5%	+2.5%
19:00		独)鉱工業生産 [前月比/前年比]	○	+0.2%	+0.7%
				+10.0%	+11.2%
21:15		加)住宅着工件数	○	18.20万件	17.90万件
22:30		独)ブリューデレ独経済技術相の発言	△	要人発言
23:30		米)週間原油在庫	BB	-	+288万
25:00		欧)レーン欧州委員の発言	△	要人発言
26:00		米)10年債入札	BB	210億ドル
27:00		米)ベージュブック (米地区連銀経済報告)公表	AA	-	-
27:20		米)ホーニグ：カンザスシティ連銀総裁の発言	B	要人発言
翌 06:00		NZ)RBNZ政策金利＆声明発表	◎	2.50% 据え置き	2.50% 据え置き
		NZ)四半期金融政策発表	◎	-	-
普通→太字→赤色太字の順番で重要。ピンク色太字は金融政策関連のモノ。 ピンク色のバックは米国の材料で黄色は要人発言、緑色は企業の決算を表す。 指標ランク について 米国の経済指標はSS→S→AA→A→BB→B→Cの7段階で表記 その他の経済指標は◎→○→△→×の4段階で表記 指標部分についての免罪 事項及びご利用上注意点 ※15時～20時に市場予想値(コンセンサス)の最新の数値をチェックし、更新した数値は赤字で表記

引き続き、80円の攻防で

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ドル売り継続での上昇・加速で追随

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