昨日はドル円のショートを昼間に作ってのナイトセッションを迎えた。ドル円は80円台にいるのが居心地良さそうだ。81円台は、喜んで売らねば!ドル円は動かないは動かないなりに、上手に利用しない手はない。ただ昨日はギリシャの議会での法案の投票が予定されている。どうせ支出の削減案は通過するものと思われているが、マーケットは過剰に反応するかもしれない。
つまり一気にリスクテークとなって、円売り圧力が強まってしまうのではないかという恐れもないわけではない。しかしここ最近はドル相場がメインになっているので、ユーロドルが上がるときは、ドル円が下がるだろうという思惑もある。前日のドル円の高値のちょっと外側ということで、81.30で買い戻しのストップ注文だけを置いて様子を見るしかない。
さて、1.44台に乗せて迎えた昨日の欧州市場。動き出したのは夜の時半くらいからだった。ユーロドルは100ポイントくらいの値幅で乱高下を繰り返したが、どちらかというと押され気味。ちょっと材料出尽くし感がまん延ということで、利食い売りが優勢となった。ギリシャ議会で法案は可決されたものの、同時にテレビに映し出されている市街の暴動も気になるところだ。
ユーロドルは1.44台と1.44台を行ったり来たり。ニューヨーク市場に移っても、この流れは変わらなかった。結局、朝までユーロドルは1.44台のミドルをクリアに抜けきることはできなかった。ユーロはドタバタしていたが、為替相場全体としてはやはりドル安という形で進んだので、私は途中でドル円の押し目で半分だけ買い戻した。80.60だったが、自分としてはまだまだ下があると見込んでいたので、そのつもりでの半分作戦だ。
今日は朝イチでユーロドルが高値攻めをした。昨日の高値を抜けてきたからのストップハンティング的なところがあって、すぐに上値が重くなってきた。しかしユーロドルが主導するところのドル安の流れに変わりはなく、アジア時間でも着実にドル円も安値を広げていった。
今晩もギリシャ議会でユーロを中心に振り回されそうだ。イニシャルクレームやCPAMなどの経済指標が出るが、昨日と同じであまり為替相場は反応しないだろう。ドル円の下値攻めをやっても、やはり80円ちょうどが短期的なサポートとして効いているようだ。
おもしろそうなのはユーロ円のショートだが、入りどころとタイミングが難しい。ユーロドルが崩れてこないと、まずはどうにもならない。とりあえず打診的に朝にユーロ円ショートのポジションはつくってみてはいるが…。
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