依然として米議会の動向でマーケットが左右されている。結局のところは半年しか持たない共和党提案の1兆ドルの引き上げにするか、2年は持つであろう民主党提案の3兆ドルの引き上げにするかの問題である。どちらが通ってもしばらくは安泰になるのは必定。額でもめているの、は政治日程を勘案してのことであるのは明らかである。
私は相変わらずドル円もユーロドルも双方ともにドルロングで構えている。この間はユーロドルが下がったりするので、ドル円の評価損の穴埋めになっている。評価損といっても、ドル円自体の値動きが乏しいので、20ポイントくらいのアゲインストなだけなのだが。
昨日の欧州市場でもユーロドルが急落する場面があった。ドルの買いを期待して持っている自分であるが、このステージではユーロの売り材料である。イタリアの国債スプレッドが歴史的なレベルにまで拡大したのが原因だそうだ。アメリカの話しがメインになっているので、ユーロ圏も問題自体にあまり焦点が当たっていないが、状況はあまりよくなっているようには見えない。
しかしニューヨーク市場に入ってくると、米議会の成り行きが心配なのか、ドル売りが優勢となってきた。1.42台の中盤まで差し込んでいたユーロドルも、1.43台まで完全に戻しきった。ドル円はずっと安値圏での張り付きで、びくとも動かない。失業保険や住宅予約などといった一連の経済指標はどれも良くて、マーケット全体をリスクテーク向きに押し上げっている。事実、米国株も前日の急落の後に関わらず、堅調な出だしとなった。
ドル円の動きには期待していない。今月の新安値を抜けたところに売りのストップ注文だけ出しておいて、あとは静かに見守るだけだ。あとはユーロドルのショートをまたどこで仕込むかを考えた。とりあえず今週の戻り高値である1.4536と、この日の安値である1.4251の反である1.4390にオファーを置いておいたが、朝までこなかった。
本日は米下院での法案の取り扱いについてドタバタがあった。昨日のうちに採決してしまわないといけない引き上げ法案を、翌日まで持ち越すとしたのだ。確かに共和党内でもいろいろと注文のつきそうな法案だから仕方がない。真面目にアメリカがデフォルトするとはマーケットでは思われていないが、いろいろなニュースでもかなり騒がしくなってきたこともあり、アジア時間のお昼からマーケットは大きくリスク回避に傾いた。
グローベックスでは米国株が昨日の安値を下抜けして、さらに急落。ドル円は今週の安値を一瞬だけ更新。私のドル円のストップ注文がダンになったが、あんまり走りそういないのを確認して、すぐに買い直した。またユーロドルがドル売りで吹きあがったので、再びショートを仕込むこととなった。
欧州市場になってユーロドルがゆるんできたので、利食い千人力をやってしまった(苦笑)のだが、もう待っていてもラリーはなさそうだ。スペインが格下げとなり、イタリア財相の辞任のウワサなども出てきている。私は突っ込み売りをしていってもいいのではないかと考えている。
今晩はアメリカのGDPが発表されるが、やはり注目は米議会の行方である。23時からは上院での集中審議も行われるようだ。週末なので朝まで相場を追いかけていたい気分である。
日本時間 18時20分
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