ザイFX! - 初心者必見のFX総合情報サイト

志摩力男_グローバルFXトレード
----年--月--日(-)日本時間--時--分--秒
持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

為替介入のおかげで動かなくなった円相場
このまま今年は終わってしまうのか…

2011年12月27日(火)18:34公開 (2011年12月27日(火)18:34更新)
持田有紀子

波乱の「日経平均」や「NYダウ」の下落局面も収益チャンスに! 話題の「VIX指数」も取引できる【CFD口座】を比較!

 昨日はクリスマスの振替え休日で、世界中のマーケットがお休みだった。為替相場も早々にクローズとなり、レベルも先週末の状況と同じようなものだ。私も言うまでもなく、ノーディール政策に徹し、ひたすら休養を取ることに専念した。ひょっとしたら、このまま値動きが乏しければ、年末まで何も取引しないのかも。

 まもなく今年の10大ニュースなどが取りざたされる時期にさしかかっているが、我々のようなマーケットに従事する者にとってのビッグニュースは、日本の震災と欧州危機となるであろう。大震災による景気の低迷を懸念した日本政府は、今年は3月、8月、10月と、3回も為替介入を実行した。

 3月は地震直後のリスク回避による極端なリスク回避で起こった80円割れの円高局面だった。8月はアメリカの債務上限の引き上げ問題とそれに絡んだ米国債の格下げ騒動のときであった。そして10月末のそれは75円台という歴史的安値を、もう放置できないといった感じの介入であった。そもそも景気の下振れを心配するのであれば、株価の下落を食い止めるのが第一目標になるはず。そのために円売り介入をするというのは、理屈にかなっているのかどうか、今でも議論をよぶところである。

 しかし結果だけから見ると、日本株は依然として低迷を余儀なくされており、日経平均株価も8千円の大台を年末までに割り込んでもおかしくない水準でウロウロしている。日本の金融当局が為替相場に介入して、円相場自体をつまらないものにしてしまった。おかげでドル円などは短い日足がたくさん並ぶようになってしまい、誰もドル円のトレードには興味がなくなってしまった感すらある。まあ、当局にとっては動かない相場の方が望ましいのかもしれないが。

 その一方で欧州の信用不安によるリスク許容度の増減は、ユーロ相場を少なからずダイナミックなものにした。ドル円の動かなさをユーロドルやユーロ円が埋めてくれたといっても過言ではないだろう。昨年は欧州危機というものがフレッシュな材料だっただけに、為替相場も過敏に反応し過ぎて、ユーロドルも1.18台まで突っ込んだ。しかし結局今年は1.28台を安値として、むしろ持ち直したといえるほどのリカバリーを見せた。

 ユーロドルはマックスで1.49台まで戻ったのだから、ほとんどのショートは死んでしまったといえる。しかし戻ったとはいえ、夏場以降の不安の増大などで、ついに今月に入ってからは1.29台まで落ちるなど、失速もはなはだしい。今年の最安値のほうが近いわけで、このままで終わると、上ヒゲが2000ポイントくらいあるまずい年足になってしまいそうだ。これだげ上ヒゲが長くて本体が短いと、もう来年のユーロの下落を見込んでいるようである。

 ユーロの下落はユーロクロスにも如実に表れてきており、ユーロ円はいつ100円割れしてもおかしくない位置におり、ユーロポンドも0.8000の大台を割り込みそうな感じである。ユーロポンドが0.80台を割ってくると、実にアメリカの住宅バブル崩壊以来であり、ここ3年間ほど続いてきた0.80-1.00の長期レンジを下にブレークしてきて、その前の5年間ほどステイした0.60-0.80のレンジのほうに移行する。

 何がきっかけになってそうなるかはわからないが、ユーロポンドが0.76台とかになるということは、ユーロ円やポンド円などもかなり厳しいレベルに追い込まれることを意味するので注意はいておいたほうがよいだろう。

日本時間 18時20分
 


8つの項目で「おすすめのFX会社」を比較!
キャンペーン比較
スプレッド比較
スワップ比較
自動売買比較
MT4
TradingView
CFD
バイナリーOP
【2024年12月】ザイFX!読者がおすすめするFX会社トップ3を公開!
【総合1位】 GMOクリック証券「FXネオ」
GMOクリック証券「FXネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時)
0.3pips原則固定
(9-27時)
1000通貨 20ペア
【GMOクリック証券「FXネオ」のおすすめポイント】
機能性の高い取引ツールが、多くのトレーダーから支持されています。特に、スマホアプリの操作性が非常に優れており、スプレッドやスワップポイントなどのスペック面も申し分ないため、あらゆるスタイルのトレーダーにおすすめの口座です。取引環境の良さをFX口座選びで優先するなら、選択肢から外せないFX口座と言えます。
【GMOクリック証券「FXネオ」の関連記事】
■GMOクリック証券「FXネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼GMOクリック証券「FXネオ」▼
GMOクリック証券「FXネオ」の公式サイトはこちら
【総合2位】 SBI FXトレード
SBI FXトレードの主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.18銭 0.3pips 1通貨 34ペア
【SBI FXトレードのおすすめポイント】
すべての通貨ペアを「1通貨」単位、一般的なFX口座の1/1000の規模から取引できるのが最大の特徴! これからFXを始める人、少額取引ができるFX口座を探している方は、絶対にチェックしておきたいFX会社です。スプレッドの狭さにも定評があり、1回の取引で1000万通貨まで注文が出せるので、取引量が増えて稼げるようになってからも長く使い続けられます。
【SBI FXトレードの関連記事】
■SBI FXトレードのメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼SBI FXトレード▼
SBI FXトレードの詳細はこちら
【総合3位】 外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の主なスペック
米ドル/円 スプレッド ユーロ/米ドル スプレッド 最低取引単位 通貨ペア数
0.2銭原則固定
(9-27時・例外あり)
0.3pips原則固定
(9-27時・例外あり)
1000通貨 30ペア
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のおすすめポイント】
業界最狭水準のスプレッドと豊富な情報で、多くのトレーダーに人気のFX口座です。FX取引が初めての初心者から、スキル向上を目指す中・上級者向けまで、各自のレベルにあわせて受講できる学習コンテンツも魅力です。比較チャートや相場の先行きを予測してくれる機能など、取引をサポートしてくれるツールも充実しています。
【外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の関連記事】
■外為どっとコム「外貨ネクストネオ」のメリット・デメリットを解説! スプレッド、スワップポイントなどの他社との比較、キャンペーン情報や口座開設までの時間、必要書類も紹介!
▼外為どっとコム「外貨ネクストネオ」▼
外為どっとコム「外貨ネクストネオ」の公式サイトはこちら
※スプレッドはすべて例外あり。この表は2024年12月2日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください

総合ランキング4位~10位、「取引コスト(スプレッド)」「スワップポイント」「初心者におすすめ」などの主要な項目ごとのランキングは、以下の記事をご覧ください。
【※関連記事はこちら!】
FXトレーダーのリアルな声を反映! ザイFX!読者が選んだ「おすすめFX会社」人気ランキング!

■持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」の関連記事

セントラル短資FX「FXダイレクトプラス」
人気のザイFX!限定タイアップキャンペーンをPickUp!
FX初心者のための基礎知識入門
キャンペーンおすすめ10 CFD口座おすすめ比較 MT4比較
キャンペーンおすすめ10 CFD口座おすすめ比較 MT4比較
『羊飼いのFXブログ』はこちら
↑ページの先頭へ戻る