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田向宏行
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陳満咲杜の「マーケットをズバリ裏読み」

今のユーロ危機は周知されている危機。
新材料が出なければ暴落はないとみる

2012年01月06日(金)15:53公開 (2012年01月06日(金)15:53更新)
陳満咲杜

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 明けましておめでとうございます。

 今年もよろしくお願いします。

早ければ今週中、遅くても今月中にもフランスが格下げ!?

 新年早々、ユーロが再び急落してきた。ユーロ/米ドルは1.2800ドル割れ、ユーロ/円は99円割れとなっており、このことは多くの市場参加者にとって「心理的節目割れ」となっている。テクニカル的な視点で見ると、下値余地がさらに拡大したと言える。

 最近のマーケットは、「現状がリスクオフ、リスクオンのどちらか?」といった従来の見方から、ユーロ圏の景気後退やソブリン危機のみに着目するようになってきており、ユーロ安の大きな背景として見逃せない。

 アメリカなど、ユーロ圏以外では景気回復の兆しが見え始めているため、ユーロの独歩安が一層浮き彫りになっていると言えるだろう。

 それは無理もない。ユーロ圏に関しては、まったくと言ってよいほど良い話は聞こえてこない。

 懸念されていたフランス国債の入札は無難に行われたものの、フランスがトリプルAの格付けで行う最後の入札になるのではないかとさえ、市場関係者の間でささやかれていた。

早ければ今週中、遅くても今月中にもフランスが最高格付けを失うということが、マーケットのコンセンサスとして定着しているようである

 フランスはすでに景気後退局面に入っており、イタリアでは若年層の失業率が30%を越えたと伝えられている。EU(欧州連合)の第2、第3の経済規模を誇る両大国が不振にあえいでいることが、事の深刻さを表している。

短期スパンに限れば、ユーロはリバウンドの余地がある!

 さて、2012年度中に、ユーロ圏の各国政府は合計1兆ユーロ規模の国債借り換えを行う必要がある。だが、債券市場から資金を調達できるかどうかは不透明な状況だ。

 事実上、ギリシャは債券市場から追放されており、次はスペインか、イタリアかと、市場関係者の疑心暗鬼はますます深まっている。ギリシャについて言えば、3月までに140億ユーロの国債償還ができなければ、「秩序なしのデフォルト(債務不履行)」となる公算が大きい

 もし、そうなれば、ギリシャのEU離脱が現実味を増し、ユーロ/米ドルがバリティ(1ユーロ=1ドル)まで暴落してもおかしくはない。

ユーロ/米ドル 週足

(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:ユーロ/米ドル 週足

 ただし、筆者はなお、短期スパンに限って言えば、ユーロは売られ過ぎでリバウンドの余地があると思っている。理由は次の3点だ。

 まず、EUの状況が緊迫していることは誰も否めないが、その悪材料のどれも新味がない。むしろ、2011年から予想されていた展開と言ってよい。

 このコラムでも何度か申し上げてきたが、ユーロ危機は周知されている危機であるため、新味なしの悪材料だけではさらなる暴落は難しい

 次に、ユーロ売り一辺倒になった足元の状況下では、経験則で見れば、さらなる暴落は起こりにくい

IMMデータでは、ユーロのショートポジション(売り持ち)はユーロ発足以来最高レベルまで積み上がっており、その反動はまだ見られていない。「新味の材料」が出ない限り、ユーロ売りのモメンタムがさらに増していく余地は少ないと思われる。

 ちなみに、ユーロ・ショートが直近で高水準を記録していたのは2010年夏のことであったが、その後の反動によるユーロの切り返しが強烈であったことは、まだ記憶に新しいところだ。

 3つ目は…

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