昨日は早朝に日銀の短観が出て、大企業の分は予想を下回るものとなった。かといって日本株はそれで下げてくるわけでもなかったので、リスク回避になったのでもない。そこで何をしようかなと思い悩んでいたところ、やはりこれはチャートでもながめて冷静にテクニカルに頼ってみようかなということになった。
ドル円やユーロ円、ユーロドルを並べてみると、まずは最近のユーロドルはレンジが狭すぎて面白くない。1.3250を下割れしてくるか、1.34台に乗せてくるかしないと、ちょっと動意づかないようだ。ユーロ円は年初から上げてきたが、111円台に乗せて2回も止められている。その押し目が108円台なので、ここしばらくは108円から111円のレンジ相場をやっているとも言える。
まあ3円も幅があるならばレンジ相場に取り組んでみるのも悪くはなさそうだ。ちょうど朝から株高の動きで始まったので、クロス円も高いところで推移している。ユーロ円の今年の最高値が111.43なので、買い戻しのストップ注文は111.45で置けばよい。そこから逆算すれば、出来れば111円台でショートメークして逆張りしたいものだ。
午前中に111台に乗せる局面もあったが、私がユーロ円を売ろうと思ってからは一度もなし。夕方にもラリーはあったが、111円台にとどかず。まあ、ここで何ポイントかをケチっても仕方がないので、すでに下がってはいたが、110.72でショートにした。結果的にロスカットのレベルまで遠くなってしまうので、その分、ポジションの量を半分だけにとどめておいた。また下がってくれば、そのときに売り増せばいいや。
ユーロ円は午前中のディップは110円台のミドルだったので、まだまだそれよりも上に位置している。グローベックスでの株価も高いし、ドル円も83円台に近いところでやっているようなので、当分はユーロ円の下げも来ないだろうと思い、おいしいイタリアンで眺めの夕食を取ることにして、外出した。
夜のISM指数を見なければと思い、22時過ぎに帰宅して画面をのぞいたら、ビックリ。109円台に突入しているではないか。どうせ動かないだろうとタカをくくっていたので、途中で携帯などで為替レートをチェックもしていない。それが功を奏した形となり(^^;)、途中で利食いや売り増しをやっていない。チャートを見ると、18時半くらいからストレートに落ちてきているようだ。
ドル円も81円台に突入したようでもある。しかし株価はそれほども下がってもいないので、私はとりあえずユーロ円を買い戻すことにした。ニューヨーク時間に108円台まで突っ込んだだが、それはおかずみたいなもの。できれば今度はレンジの下限としょうして、108.50あたりで買いたいものだと思い、そこでビッドを置いて寝た。
本日の東京市場の始まりで円高になり、ユーロ円はもう一度、108円台のミドルをトライした。しかしドル円が81.56というフレッシュローをつけた後に失敗して急激なショートカバーを誘ったため、 ユーロ円もメクリ上げられた。私の出しておいた指値注文も届かなかった。アイデアとしては良かったのだが…。
今晩はイベントが少ない。明日のADP雇用指数や週末の雇用統計に向けて様子見スタンスに入るものと思われる。ここ2、3日はテクニカル面からの重要なポイントをバックに、機械的な操作に励むしかなさそうだ。
日本時間 19時20分
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