■英ポンド/米ドルはもう一段上昇の可能性が高い
同じように、英ポンド/米ドルの日足からも、200日線がブル・ベアの分水嶺的な役割を果たしていることがわかる。
(出所:米国FXCM)
そして、2012年4月高値のときと比べ、200日線との乖離は現在の方が大きいのに英ポンドの調整は極めて限定的だ。したがって、逆に一段高の公算が大きいというわけである。
■豪ドル/米ドルの今後はユーロ/豪ドルがカギ
同じように、9月26日(水)の安値は、豪ドル/米ドルでも200日線によるサポートを確認している。
(出所:米国FXCM)
しかし、これから上昇の余地があるかどうかについては、実はユーロ/豪ドルがカギを握っているのではないかと思う。
(出所:米国FXCM)
前回(2012年5月)と同様、豪ドルに対するユーロの上昇は、再度200日線に押さえ込まれたように見えるので、ユーロ/豪ドルの一段下げがあれば、豪ドルの強気につながるが、逆に最終的に200日線を上放れるとなれば、豪ドルの基調は弱含みとなるであろう。
ちなみに、なぜ、豪ドルとユーロの比較が重要かというと、豪ドルがドルインデックスに含まれていないからだ。
そして、ドルインデックスの下落余地と関係なく、実は米ドル/円の下値余地は限られるのではないかとも思っている。
このあたりの話は、また次回。
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)