昨日の海外市場では欧州の信用不安が持ち上がった。EUの財務相会談は2日目。しかし一向にギリシャ支援の第3弾の話は出てこず、またスペインの支援要請もない。そうした中、最近は欧州問題のベンチマークになってしまっているスペイン債の利回りが急上昇したりして、ユーロも徐々に売られていく。
欧州序盤ではユーロドルは1.30台を目指す動きをしていたのだが、こうなってくるといろいろなネームの銀行勢も売りに転じてくる。私も売ろうと思っていたのだが、かなりのスピードで1.2900付近まで下がってしまい、ちょっと売り損ねた感じ…。QE3の後はスピードの遅い相場に慣れきってしまっていたせいもあり、ユーロの怖さを忘れていた。ユーロドルは動くときには、簡単に100ポイントも動いてしまうものなのだ。
いっぱい反省もして、ユーロ売りのためのネクストステージを待った。メルケル首相のギリシャ訪問で、いろいろなコメントが流れてくるが、目新しいものはなし。しかし目立ったのは民衆の抗議デモである。メルケル首相をヒトラー呼ばわりしている姿もあったが、いろいろな緊縮策をやらせている張本人がメルケル首相だという思いが強いのであろう。
CNNではやや暴徒化してきたとも報じていた。ユーロドルの戻りは50ポイントほどで、1.2960あたりまでだった。すでに下がり出している。もう一度、先ほどの安値はトライしそうだ。私はさんざん遅れながらも、ようやく1.2933で売っていった。とりあえずロスカットはさっきの戻し高値あたりを想定している。
米国株が始まって、やはり株価は軟化して始まった。ユーロドルは安値攻め。これはクロス円の下落によるものである。純粋なリスクオフの形だ。しかし1.29台割れには至らず、私のコストまで戻ってきた。やはりさっきの押し目がわかっていただけに、そこで買い戻すべきだったのか…。ああまたちょっと失敗した感。それでも米国株の方はどんどん下値を切り下げてくる。私はポジショントークではないが、もうちょっと持っていてもいいのではないかと思った。
経済指標は何もなかったが、リスク相場の地合いはすこぶる悪そうだ。欧州の信用不安に加えて、トルコ軍がシリア国境に移動したという報道もなされ、地政学的リスクが高まっている。米国株が下落幅を広げるにつれて、ユーロ円も100円台に下落してきた。ここでやっとユーロドルも1.28台に突入。
私はもし来ればラッキーということで1.2877で買い注文を置いていたが、結構、すんなりとダンになった。その後は就寝したが、夜中にユーロドルはあんまり戻ることもなく、安値圏でステイしていた。
今日になって日本株が下押しした。昨日は思ったほども下げなかったのに、今日になって下げたのには、IMFからの世界景気の減速の指摘や、中国での日本車の販売が激減しているという報道がなされたためであろう。せっかく中国株が戻り歩調であるのに、日本株の独歩安となっている。
これによってクロス円の売り圧力が高まり、ユーロドルは昨日の安値であった1.2858も割り込んでくる局面もあった。こうなってくるとユーロ円もユーロドルも戻り売りに徹するしかなさそうだ。ユーロ円の101円台やユーロドルの1.29台はすでに遠くにあるように思える。
ここは欧州時間に入ってからでも、30ポイントほどの戻りがあれば、そこを売っておきたいものだ。待っても売れない場合は、安値更新で突っ込み売りでもよいかもしれない。ちなみに本日の今までのところの安値は、ユーロ円は100.43、ユーロドルは1.2835となっている。
日本時間 17時30分
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