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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

QE3後の高値を射程にするユーロ
ドル円の上値は重いまま

2012年10月17日(水)15:12公開 (2012年10月17日(水)15:12更新)
持田有紀子

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 昨日の欧州序盤では、スペインの支援要請についてWSJでの報道が話題となった。スペインはESMとは別のメカニズムで支援を求めるだろうというもの。たしかにIMFやESMからの直接支援では、求められることが多く、それが支援要請を渋っている原因にもなっている。

 スペインがそうした別の方法が模索されるのではないかということで、欧州の信用不安は薄らいだ格好となり、ユーロは強ぶくんでスタートした。前日に欧米の株価が大幅上昇していたので、リスクテーク的にもユーロ買いの理由を求めていたところでもある。

 私は1.3005で損切ればいいと思って、何度も1.2975で売っては、ちょっと下がったところで買い戻していたが、さすがに材料が出たという形になっているので、しばらく様子見をせざるをえない。1.3005から1.3020には当面の利食い売りが並んでいるということで、その辺りは重そうだが、これを越えてくるようであれば私もユーロロングで入っていかねばならないところだ。

 私の視点は一方ではドル円にも向いていた。9月相場ではQE3などによる株高でリスクオンになった際にも、円売りによるドル円の戻し高値は79円台の前半がせいぜいだった。79円台の前半にはオファーがいっぱいだということだが、今回はそれをこなすことができるのか。

 そもそもドル円の値動きが小さいため、79円台に近づいてきただけで、大きく動いたような気になってしまうのが間違いなのかもしれなかったが、私としてはドル円の79円台乗せにはとても関心をもって臨んだ。79.20くらいまでなら売り向かってみたい。損切りは15ポイントから20ポイントほども持っていかれた段階でよいだろう。

 ニューヨークオープン前にゴールドマン・サックスの決算発表があったが、予想を上回った。しかしすでにリスクオン気味になっているマーケットだったので、グローベックスでの米国株が目立って上昇することはなかった。ミクロよりもマクロ。米企業の好決算よりも、欧州の信用不安の行方のほうが重要なのだろう。

 ドイツの議員がスペインのそうした目論みに賛意を表しているという報道が流れ、ユーロは一段高した。ドイツが賛成すれば、後は問題が少ないだろうという見込み。そうすればスペインの支援要請も早まるだろうという楽観的な見方が台頭。

 私もユーロドルを1.3020を越えてから、1.3024で買っていった。ユーロドルは勢いよく上がったが、1.3050あたりまで。下がりもしなかったので持っていたが、アメリカの経済指標がたくさん出てくる時間帯になった。前日は良い指標がドル買いで反応したので、それと同じことが起こらないとも限らない。上がらないものは売りしかなく、1.3051で売ってやめた。ドル円も上がればいいのに、依然として79円台には達せず。

 ニューヨーククローズではユーロドルが1.30台のミドルであったのに、早朝にいきなり上がって1.31台までつけている。ムーディーズによるスペインの格付けを確認したからだという理由になっているようだが、恒例の個人投資家の強制ロスカットのタイミングと合致しただけという見方もできる。ともかくも米国株は連日の大幅上昇を演じており、リスク許容度はますます増したという感じだ。

 今朝のユーロの急騰でユーロドルは1.3123までつけたが、ここまでくるとQE3後の高値である1.3170が射程内に入った。ただユーロドルのレンジゾーンが1.28台~1.30台から1.30台~1.31台に移行しただけなのかもしれない。上昇の勢いが続くのか、それとも新たなレンジを形成するのかは、今晩の動きを見て確認するしかなさそうだ。

 今晩は住宅着工件数が出る。最近は改善傾向の見える住宅関連のデータだが、それを裏付けるためにも着工の数字は最も重要となる。これによって米国株は3連騰できるかどうかが決まりそう。また企業決算もバンクオブアメリカやバンクオブニューヨークなどが予定されているが、JPモルガンやGSほどにも注目を集めていない。リスク許容度という観点からは、夜中に出る原油在庫報告のほうが要ウォッチかも。これだけリスクテークが続く中で原油価格だけはほとんど上がっていないのだから。


日本時間 15時30分

 


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