昨日の欧州序盤では、ドル円は88.20アッパーで始まった。今月の高値圏でのスタートである。最高値は4日につけた88.41近辺であるので、それが短期的なレジスタンスになるはず。88円台からドル円をロングにして攻めていくには、いかにも割りが合わない感じである。どうせロングにするならば、88.41を越えてきてからロングポジションを作っても遅くはないだろう。そういうわけで私はドル円の88.20から88.40は売りゾーンとみなし、88.45からは買いゾーンだと読んで相場に向かっていった。
ロンドン時間の間はドル円の戻し高値は88.30あたりまでで、私も何度かショートに振ってみては数ポイント取りをすることができた。しかしなかなか88円ちょうどもクリアに割り込んでこない。つまるところドル円はあまり動いてはいないのだ。その一方でユーロは強力に値を飛ばした。市場参加者の目が多くは円相場に移っているところだったので、相場としても動きやすくはなっていたのだろう。
金利会合を終えた後のドラギ総裁のコメントでユーロ買いが強まった。2013年の後半からは景気は持ち直すのではないかとの楽観的な見方を示したのだ。ユーロは全面高となり、ユーロドルは2段階に分けて、合わせて200ポイントの急上昇となった。ユーロドルはここ最近の抵抗となっている1.33台の手前まで買われて、ちょっと足踏み。その間、ドル円の値幅が小さかっただけに、そのぶんだけユーロ円が急騰した。ニューヨーク時間でのドル絵の動きは狭いものだった。
ニューヨーククローズ以降がたいへんだった。ドル円がいきなり上がりだしたのだ。また何かへんな発言でもあったのかと思っても、時間的には奇妙な頃あいだ。ドル円が88.30くらいだったものが、88.70あたりまで上昇して、そのまま高どまっている。ユーロドルはそれほども動いていないが、ユーロ円がその分だけ上がっている。確認のため株価などを見てみると、時間外取引ではあるが日経先物も10800円台に乗せてきている。
たぶん円相場に関して何か出たのだろう。私も怖いとは思いながらも、ドル円も88.60で買ってみた。チョッピーになりそうなので、ストップ注文は置かずに、10ポイントアゲインストで自分の手で損切りするつもり。当然のことながら、張りつきで見なければならない。
朝の7時を回ってきてからやっと一段高してきた。とても高いところでロングポジションを持っているので、上がるスピードが遅く感じられて仕方がない。私は88.90でとりあえず半分やめてしまった。そしてその後、89円台にまで乗せてきた。どうやら新聞に日銀が無制限緩和をおこなうようだとの観測記事が出ていたらしい。
そして9時前には日本の経常収支が発表されて、赤字幅が予想よりも大きく悪かったことで円売りにも弾みがついて、ドル円は89.34まで上昇した。しかし9時以降は国内の機関投資家たちの売りものも出てきたようで重い展開となっていった。
ドル円は結局、午前中のうちに89円ちょうどを割り込んだりしたが、押し目買いもしっかりと入っており、すぐに89円台に立ち戻った。朝の急激な上げの分だけ、ショートカバーのビッドも相当に下サイドに詰まっているようにも思える。しばらくは89円ちょうどをはさんでの一進一退の展開が続くのだろう。
日本時間 17時20分
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※スプレッドはすべて例外あり。この表は2025年1月6日時点のデータをもとに作成しているため、最新の情報とは異なっている場合があります。最新の情報はザイFX!の「FX会社おすすめ比較」や、各FX会社の公式サイトなどで確認してください |
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