昨日は日本が休み。そしてアジア市場も多くが旧正月でお休みであったが、週末に近づいたG20に向かっていろいろな要人発言が出てきた。朝がたドル円は92円台の中盤であったので、先週後半の流れを引き継いだ動きだ。
麻生副総理が円安のペースが速すぎるみたいなことを言ったので、ドル円やユーロ円の上昇トレンドに調整が入ったのだ。私としても92円台の前半は注意しなければと思って見ていた。92円台の後半まで戻れば、そこは逆張ってでも売っていってもいいのではないかと考えていた。
昼過ぎにADBの黒田総裁が、今の日銀の緩和スタンスは正しいみたいなコメントを発したことで、それまで円安政策に反対意見が出るのではないかと怯えていたマーケットは多少の安心感を得たようだ。ドル円はあまり下がらなくなった。とくにこれを材料視したわけでもないのだろうが、欧州時間の序盤では円売りの圧力が強まってきた。
ドル円も一気に93円台に乗せてきたので、私も売る暇すらなかったのだが、さすがにここからは売りで臨む理由は薄くなってしまう。ユーロ円も123円台にいたのだが、すでに125円台まで上がってきている。
同じ攻めるならば円ショートであろう。その後の欧州市場ではドル円は93.20-93.50あたりでもたついたので、そのレンジ相場のどちらかでフレッシュゾーンにつっかけるまでは待つことにした。ニューヨーク市場ではイベントも少ないし、早めに寝ておいて早起きしよう。
早く寝たお蔭で朝の5時前に起きたのだが、ドル円のレベルは93円台の前半で、寝る前と変わらず。しかし夜中にドイツ連銀の総裁が「ユーロは過大評価されていない」と言ったようで、ユーロドルがぴょんと跳ねて、ユーロドルは1.34台に上がっていた。
ドル円が93円台まで上がってきたというので、グローベックスでの日経先物も上昇していて、先週末が11100円台で終わったことを考えると、11300円まで戻したのは大幅上昇ともいえる。ニューヨーク株はほとんど値幅がなく推移しているのだから、円相場だけで日本株が上がった格好だ。
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