大台目前でもたついていた米ドル/円相場がついに100円を突破した。
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米ドル/円相場は先週末、5月3日(金)の米雇用統計が好結果で99円台まで大きく上昇したあと、今週(5月6日~)はジリ下げ気味に展開。8日(水)、9日(木)と98円台にいる時間帯が長くなっていた。
2009年4月以来、4年1カ月ぶりに100円を突破!
しかし、9日(木)の米新規失業保険申請件数が強い結果となると、米
ドル買いの動きが強まり、米ドル/円は99円台半ばまで上昇。
さらに9日(木)のNY時間午後に入ると、大台突破を意識し、ショートカバーを狙った投機的な買いの動きが起こり、その結果、実際にショートカバー(売り方の買い戻し)が起こって、上昇が加速。米ドル/円相場は一気に上昇して、日本時間10日(金)午前2時台に、100円の節目を突破した。
米ドル/円が100円台に乗せるのは2009年4月以来、4年1カ月ぶりのこと。
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100円突破前後の米ドル/円は上昇スピードが速かった
今までもたついていたのがウソのようにグングン上昇した米ドル/円は日本時間10日(金)午前4時台に一時、100.79円付近まで上昇している。
その後は落ち着いた動きとなり、日本時間の10日(金)午前8時台には、100.6台付近で推移している。
9日(木)のNY時間には米ドル高と円安が両方進んだ形となっており、
以下の「米ドルvs世界の通貨」と「世界の通貨vs円 」はともに右肩上が
りのチャートに。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルvs世界の通貨 15分足)
そして、そのなかでも円安が特に強力に進行した結果、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)も軒並み上昇。日本時間の10日(金)午前8時台現在、ユーロ/円は131.1円台、英ポンド/円は155.4円台、豪ドル/円は101.5円台で推移している。
なお、米ドル/円スプレッドが狭い順に並べたFX会社の一覧は以下のとおり。最狭、0.1銭原則固定というFX会社もある。
【参考コンテンツ】
●FX会社おすすめ比較:取引コストで比べる「米ドル/円」スプレッドの狭い順
(ザイFX!編集部・井口稔)
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