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西原宏一_メルマガ取材記事
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

ユーロ円130円台キープできず、
戻り売りスタンスで臨みたいところ

2013年07月29日(月)16:31公開 (2013年07月29日(月)16:31更新)
持田有紀子

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 金曜日のアジア時間ではドル円は99円台であった。しかし日本株の下げが大きくなるにつれてドル円も下落していき、欧州序盤では98円台の中盤まで押し込まれた。私はとしては当面のドル円は98円から100円のレンジにとどまると考えていたので、98円台はまだ買っていってもよいゾーンだと思い、押し目を買うつもりでいた。そこでドル円が98.50まで下がってきたので、とりあえず98.56で買ってみた。しかし微妙なムードもあり、ロスカット注文は98.45において様子を見ることにした。

 欧州株は軟調で、グローベックスの米国株も下げ幅を拡大している。リスク回避となっているため、ドル円もほとんど戻らずで、自立時半発すらもしない。20ポイントほども戻すのがやっという感じだ。レンジと下限という意味でのロングポジションなので、100円台とまではいかなくても、せめて99円台もミドルまでは取りたいところ。

 しかし上がらないものは、どうしようもない。ちょっと前までは、100円台に乗せてきたら買いが買いを呼んでいたように、98円台なのだから売りたくしかたがないという気持ちにもなってしまう。うーん、とにかく時間がかかりそうだ。まあロスカットの幅も狭いので、我慢することにした。

 ニューヨーク時間の早いうちに、私の損切はついた。大したヤラれでもないとはいえ、戻りがほとんどなかったのが残念だ。そこで頭を切り替えて、その後の下げの具合を観察する。もし98.10あたりまで下がった場合に、自分が買うのかどうか決めておかねばならない。はっきりいえば現状だと株価も安く、ちょっと安易に買いたくない感じだ。米国債は落ち着いていた。

 米国株の現物がはじまると、株価は一段安に向かった。日経先物も14000円の大台を割り込んできた。こうなるとドル円は下向きにならざるを得ない。98円台ちょうどを瞬間的にも割り込んだ。そしてユーロ円も130円ちょうど割れに向かって猛進している。IMFがアメリカの出口戦略のあり方についてのコメントを出したのも、リスク回避の動きを強めているようだ。

 ずっと見ていてもなかなかフレッシュな気持ちもならないと思い、一度寝て、夜中の3時半に起きた。ドル円は同じようなレベルで98円台の前半だった。何度か97円台入りはしているが、深押しはしていない。ユーロ円も130円割れは回避されたようだ。形のうえでは売りのストップ注文は97.95においてドル円を買っておきたい感じ。

 そこでドル円を98.21で買ってみた。週明けにしか勝負がつかないことは覚悟のうえだ。あれだけ安値住めしていた米国株が、ニューヨーク時間の午後からは急反発してプラス転している。それなのにドル円やユーロ円はレンジの安値圏に位置している。勝機があるようにも思えるので、オーバーウィークエンドのポジションとなった。

 週明けも同じレベルではじまった。しかしどうも上値を追っていく勢いがない。むしろ8時過ぎからは安値攻め。私も98円ちょうどで投げ売ったが、ドル円はその後も昨日の安値を下回ってきた。材料薄と参加者が少ないのとで、どうしてもテクニカルムーブに引っ張られるようだ。

 仲値決めまではドル円やユーロ円もなんとか値もちをしていたが、ユーロ円が130円ちょうどを割ってきた。何度か130円台に戻してもいるし、ドル円も安値を更新して98円台まで戻してもいるが、やはりここは下向きのレンジブレークと解釈するのがふさわしいのかもしれない。そう考えると、どこかで戻り売りの場を探して売り込んでいくしかない。


日本時間 16時00分
 


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