金曜日はアジア時間でドル円が反発。前日の木曜日に米国株は急落したのでリスク回避で108円台まで落ち込んでいたドル円も、109円台まで戻してきた。日本株は米国株の大幅下落にツラレ安したうえに、9月の配当取りの権利落ちも重なって、悪材料が並んだのに、東京クローズまでには値を完全に戻した。リスク回避がおさまったことを確認して、欧州序盤ではリスクテークに勢いづいた。ドル円も109円ちょうどアラウンドが底堅くなっている。
いつものようにユーロドルの下げ、または今年の最安値を更新してくるくらいのドル高を確認してからの、ドル円のロング政策で臨む。木曜日にユーロドルは1.2697まで安値攻めして、欧州序盤ではショートカバーもあって1.27台のミドルで推移。ここから反発の度合いを強めるのか、それとも再び安値更新のほうに向かうのか。ニューヨークオープン前の動きとしては、少しずつではあるが、ドル買い圧力のほうが強い。ユーロドルもドル円もドル高の方向に少しずつ触れていく。
アメリカのGDPの改定値が唯一のイベントであった。しかしGDPも最終の確定値とあって、マーケットの関心は薄い。しかし米国株がストロングにスタートしたので、これを契機にドル買いが再開。そしてユーロドルも1.27台の前半まで差し込んだ。いよいよか。私もユーロドルの売りの準備とドル円の買いの準備をした。
ようやくユーロドルが新安値をつけてきたので、ドル円を買ってみることにした。109.23だった。日中のいちばん高いところでもある。ユーロドルが突っ込んでいないと、とてもドル円だけ見ていては買えないところだ。怖いので109.15で、近いところで損切り注文だけ置いておく。
ユーロドルはあまり戻りも見せずに1.2680もギブン。この後は戻ろうとするが、戻りは鈍い。ドル円も109.20を割りこんでくるが、なんとか私のストップ注文には触らないでいた。1時半ごろになって、109.40までワンタッチ。そのあと30分は動かなくなってしまったので、私は109.35でやめてしまった。寝てしまったが、その後は米国株が一段高したこともあって、クロス円中心の円売りに弾みがついて、ドル円は109.50をも越えてくる局面があった。
週末に日本で火山の噴火が起こったが、週明けのマーケットでは特に日本売りの展開にはなっていない。今晩はイベントがまったくない。動きづらいが、着目点はドル円の高値更新、つまり先週末の高値である109.52が今年の高値でもあるので、そこをトライするかどうかであろう。大台の110円というのは、かなりヘビーな心理的な節目でもある。
14時00分
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