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太田忠
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持田有紀子の「戦うオンナのマーケット日記」

リスク調整する金融マーケット、
ドルブル相場にも波及するかも

2014年10月02日(木)15:25公開 (2014年10月02日(木)15:25更新)
持田有紀子

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 昨日はアジア時間にドル円が110円台に乗せてきたが、大台を超えてきたというだけで、あまり驚きはなかった。むしろそこから買っていくべきなのか、それとも逆張ってみるのかのほうが大事である。ドル円が今年の最高値をつけてきているというのに、日本株は利食い売り優勢で高値追いどころではない。

 日本株が素直に上がっていけないのは、米国株が続落しているからでもあろう。リスク性の高いものが上サイドに行きたがっていないのだから、ドル円の上昇も買い戻しのストップロスなどが一巡したら下がるのかもしれない。外部環境を見ると、そう言われているように思えてならない。

 欧州時間に入ると、グローベックスでの米国株の下げも明確になってきた。クロス円の売り圧力も高まって、ユーロドルがした攻めを敢行。私もそれに参加。ユーロドルの下げについていくのは、たいへん面白い。もちろん失敗したら、すぐにでもやめる。ドル円をどこかで売りたいなと思っている一方で、先に手が出たのはユーロドルだった。

 そこでユーロドルが1.2600を再び割り込んできたところで売った。@1.2598で。目標は前日の安値である1.2572である。その手前でもむようであれば、いったんは利食いで買い戻しを優先する。追いつけないほどにするっと抜けたら、売り増しである。

 しかしこのユーロショートは失敗であった。まずは突っ込みが足りなかった。1.2585あたりまで。すぐに反発の動きを見せたので、ほぼ同値で買い戻した。そんなには上がらないと思いながらも、上げ局面ではユーロショートを持っていたくない。仕方がないからドル円でも売るかと思ったら、109.70あたりまで下がってしまっている。戻りを待とう。

 昼間のドル円音高根は110.08までであった。売った場合のストップ注文は110.10で置きたい。ということは逆算すると109.95アッパーでショートメークしないと、逆張りは苦しい。しかしトップサイドもかなり買いこまれたこともあり、かなりのロングもたまっているだろう。このまま戻っても、逃げの売りなどが出てきて、すんなりと上がらないかもしれない。ともかくも110.00でオファーを置いて、アメリカの経済指標を待つことにした。

 そしてADP雇用指数の番だ。週末に雇用統計を控えているので、注目度は高い。結果は予想よりも良いものだった。就業者数の増加分は21万人を超えてきたというのに、ドル買い、株買いになったのは一瞬でしかなく、むしろ5分を経過したあたりから、反対の動きが顕著になった。

 ドル円の戻しは109.97までで、110円台には届かず。私も下がっていく過程で、109.88で売り込んだ。当初よりも安くしか売れなかったが、これは仕方のないところだ。なんで株価が下がって、ドルも下がり始めたのかはわからない。とりあえず値動きに合わせておく。

 ドル円は109.60あたりまで下がってきて、そのまま低位安定。私も買い戻す理由もないので、放置しておく。しかし米国株はすでにグローベックスセッションでかなり下げてきており、これが現物株オープンとともに切り返したりするようならば、ドル円は買い戻そうと考えている。

 微妙なこところであったが、米国株はさらに一段安する方向で始まった。それが幸運して、私もドル円のショートを109円台の前半まで持ちきれた。ISMの景況指数が出た直後に109.25あたりまで突っ込んだが、すぐに10ポイントとか跳ね返されたので、その局面で速攻で買い戻した。

 ニューヨーク時間ではドル円が108円台にまで差し込んだようだ。そのまま108円台アジア市場に持ち越されたが、朝の本邦勢の買い先行で109円台を回復。しかしさすがにすでに重くなってしまっている。昨日までと同じ調子でドル円を買っていくわけにもいかなくなった。ユーロドルも昨日は安値更新に失敗している。ちょっとドルの調整が出てきそうな雰囲気である。

日本時間 15時10分

 

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