■調整相場特有の乱高下に警戒!
いずれにせよ、多くのトレーダーは、先月、9月までの米ドル/円、ユーロ/米ドル、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルでの米ドル急騰相場でのトレードを終え、現在はリスクを控え気味にしています。
トレーダーという職業は「トレンドのある相場でどれだけ収益を上げるか?」がテーマであるため、乱高下する相場でどれだけしのげるかということには興味がありません。
今週(10月13日~)の相場は、アルゴリズムトレード(※)か短期トレーダーのみの相場となり、流動性が低下し、さらに乱高下しやすくなっています。
(※編集部注:「アルゴリズムトレード」とは、相場の状況に応じて、あらかじめ設定した手順やロジックにしたがって、コンピューターが自動的に売買注文のタイミングや数量を決定し、注文を繰り返す取引のこと)
こうした調整相場では、たとえば米ドル/円だと、一気に落ちるのではなく、乱高下する傾向があるため、トレンド相場で上げた収益を減らす傾向にあるので要注意です。
(出所:米国FXCM)
調整相場は短期トレーダー以外の方は、様子見で。
ポジション調整が長引き、調整が深くなるのであれば、中長期プレイヤーは米ドルロングを構築する好機に。
(リアルタイムチャートはこちら → FXチャート&レート:米ドルVS世界の通貨 日足)
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