昨日の欧州序盤では、ドル円は107円台の後半。なかなか108円台に乗せきれないでいたアジア時間を日気づいたものとなった。スウェーデン中銀が利下げをして、ゼロ金利政策に。これで欧州域内での緩和圧力がますます高まるだろうという金融相場の流れが強まってきて、欧州株は上昇。それに反射してドル円が108円台に乗せてきた。私も108円台乗せでちょっと買ってみたが、あまり上値を期待してはいない。先週来の戻し高値である108.30あたりまでがせいぜいか。
欧州株が高いので、リスクテークにはなるものの、ドル円やユーロ円の上げは鈍い。ドル円は108.15あたりまでがやっと。私もここは放出すべきだろうと思って、いったんはポジションをクローズした。こうなってくると107.70から108.20をコアレンジとしたレンジ相場のままだなあ、と思うしかない。私はついでに108円台のうちにショート転してしまおうと考えた。
アメリカの経済指標の時間になった。耐久財受注の数字が出たが、悪かったようだ。グローベックスの米国株の下げがきつい。ドル円も下がってきはしたが、やはり107.70あたりまで。想定通りの押し目なので、やはり買い戻し。さらに下押しはするかもしれないが、ここはレンジと決めつけて、今回はロング転もした。先週末から為替相場の変動性が下がっているので、こんなことでもするしかない。
その後、出てきたケースシラーの住宅価格指数は悪くて、消費者信頼感指数は良かった。この二つを境にドル円は上昇へ、といっても108円台乗せまでが限界。私も利食いして、早々に退散した。ニューヨーク時間のその後は、あまりダイナミックな動きをしていない。
今晩はFOMCの結果が出る。それまではマーケットは様子見の姿勢が強まるだろう。結果としてもほとんどコンセンサス通りになるものと思われ、淡々とQE3の終了となるだけだろう。マーケットの関心はすでに利上げ時期が早いか遅いかに移っており、それの材料を声明文からなんとか読み取ろうとすることに注力される。
FOMC後の動きに関しては、まあたまたま起きてしまったら、つきあうのは構わないけれども、わざわざライブで値段を追う必要もない。材料が大きいだけに翌朝の東京時間からポジショニングに励んでも遅くはないものと思われる。
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