昨日は日本のGDPの発表で、為替相場も大きく動いた。それはもちろん株価を中心にしたリスク相場のありようを探るものであった。まず数字が出る前までは、1週間でひたすら解散・総選挙も含んだリスクテークだった。消費増税が先送りになりそうだということで、これ自体は株買い要因だからだ。
つまりリスク許容度の増大も見込まれ、日本株は上昇し、ドル円も116円台まで上がってきたのだ。だからGDPの結果が出たところで、それまでも買いたかった連中の買い意欲は収まらないものだと思われた。GDPが悪ければ先送り確定ということで、またGDPが良ければ素直にリスクテークになるという構図である。
GDPの出た後の値動きは、まさしくそれを物語っていた。GDPは予想を大きく下回り、マイナスの1.6%だった。これで増税は先送りだという思いが先行して、日本株が急上昇。日経先物は今年の高値を超えてきて17570円まで上昇。そしてドル円もそれを好感して117円台に乗せてきた。
まあどちらが出てもドル円は上昇するだろうという見込み通りのリアクションとなった。さて問題はここからである。さらなる上値を追っていけるのか。それとも見直しされて反落するに至るのかだ。
マーケットは10分ももたなかった。日経先物が17400円を割り込んでくると、やはり数字が悪かったことが重大視されてきた。なにせ2四半期連続でのマイナス成長となったのである。つまりは日本もリセッション入りしたことになる。さんざん金融緩和をやってきた挙句にリセッション。確かにこれは問題である。株を買っている場合ではないのかもしれないという恐怖に似た思いも出てくるのも真っ当である。
ドル円は116円台の前半まで簡単に押して、安値圏で張り付き。戻らない日本株を見ていると、ドル円も戻り売りで臨むしかなさそうだ。私も116.30あたりからは何度も戻り売りでショート攻め。すぐに買い戻すので、一撃で大きな利益をあげることはかなわないが、それでも何度も小刻みに利益を上げられるのであれば、それはそれで有難いことだ。
ドル円は115円台に突入してきても、マーケット全体のリスク回避の姿勢は変わらない。グローベックスでの米国株も大幅安となっている。欧州に続いて日本も景気減速が懸念される事態となってきた。ドル円は東京クローズ間際にも押したが、午前中の安値とほぼ同じようなレベルで下げ止まった。
欧州時間ではドル円は切り返し。116円台まで戻してきた。ちょっとショート攻めしにくくなってきた。ニューヨーク時間では経済指標が悪いものが並んだ割には米国株の反発が強かった。企業の大型買収の話が2件も出てきたからだが、それにともなってドル円やユーロ円の値の戻しも確定的になった。ドル円は116.50アッパーまで戻し切った。
ドル円は、よくもこんなところまで戻ってきたなあという感じである。今晩はドイツの経済指標などが注目だが、安倍首相の解散に向けての会見も行われる。不安定な値動きも続きそうなので、今晩も予断を持たずに丁寧にやっていくしかなさそう。
日本時間 15時15分
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