昨日のアジア時間ではドル安が進んだ。昼間に報道で、米軍がイエメンへの空爆の支援をするというもの。ここ最近のお決まり通りに、米軍が出動するのであれば、それはドル売りと相場が決まっている。そしてドルは素直に売られた。ドル円は118円台に突入。あれだけ119円台の前半で粘っていたのに…。
ドル円はいとも簡単にずるっと下がってしまったが、私もそこまで落ちるとは思っていなかった。瞬間的に118円台に突っ込むことがあっても、すぐに反発に向かうのではないかとも考えられた。私は昼間に出かけていたので何もと取引しなかったが、もし見ていたら118.90とかを買ってロングにしていたところだ。
欧州序盤ではドル円は118円台のミドル、そしてユーロドルは1.10台に乗せてきての始まりとなった。完全にドル売りに勢いがついている。ドル円はともかく、ユーロドルはFOMC以来の高値である1.1040あたりがターゲットなっている。ここから買っていくにはレジスタンスが近い。どうせだったら1.10台はもうちょっと高くなったら売ってみて、そのショートを1.1045くらいで買い戻すように工作したい。
そこでなんとか前回高値の近辺まで我慢して1.1035でショートにできたのだが、その後は10ポイントほどしか緩まず。結局は1.1045で買い戻しさせられた。そして高値は1.1051までだった。ほぼ高値を自分が買ってしまったことになるが、これは作戦でやったことなので、取っているリスクと見合っている。仕方のないことだ。残念ではあるが、次の入り口を考えたほうが前向きだ。
イエメンの話も具体的なことが判明してくるにつれて、マーケットの不安材料ではなくなってきたようだ。米国株は大幅安だったのが立ち直り、それにツラレてドル金利も上がってきた。それがドルの買い戻しを促すことになって、ドル円は119円台を回復。ユーロドルは1.08台まで沈んで、トップからは200ポイントも下がった。とにかく激しく上下に振らされた一日となった。
今日もドル買いの流れとなるだろうと思い、早朝からドル円の119円台の前半をロングにしていった。119円台の中盤くらいまで行くかなと思っていたのだが、昼過ぎから日本株が急落したのでマーケット全体がリスクオフに。私もドル円のロングを手放すことになってしまい、ほとんど儲からなかった。
ちょっと市場全体が上下に大きく振れるようになってきている。それだけ不安定さが増したということでもあるのだが、3月になってからの株価上昇やドル上昇で気安くリスクテークに臨んでいた分の反動が出やすくなっているのかもしれない。今晩も大きな材料はないと言いながら、値動きだけは激しくなりそうだ。
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