今週に入って、日本はすでにゴールデンウィークに向けた様子見モードになっているようだ。東京時間では材料が不足している上に、大きなフローも出てこないため、動意が薄い。ドル円は118円台の後半で20ポイントも動かない。これはユーロドルも同じ。市場参加者はみな欧州勢の参入を待っている。
欧州序盤ではドル円が119円台に乗せてきた。だからといってダイナミックな動きではない。とてもついていって、そこから買い上げても儲かりそうな雰囲気はない。同じくドル買われるという形でユーロドルも下がったが、その底を売りこんでいきたくなるくらいの勢いはない。
こんなときはおとなしく前日のレンジでも参照して両端で逆ばっていくレンジ取引でもやりしかなさそうだ。私もドル円の118円台では買っておいた。積極的に上方向を狙っているわけではない。ただ単に前日の安値が118.83だったからであり、118.80で損切りすることまでが予定されるからである。マーケットに勢いがないからトレンドフォローする気にもなれず、また市場に材料が少ないのでイベントに向けて勝負することもできない。つまるところ、窮余の策なのである。
動かないだろうという思惑なので、作ってしまったドル円のロングも前日の高値のちょっと手前が目標となる。だから119.65あたりまでを視野にいれておかないといけない。しかし18時過ぎに日本国債が格下げされて、その瞬間だけドル円が119.40あたりまで吹き上がった。
パターン的にはいちど円売りで反応しても、結局は大したことはないということで元のレベルに戻されることが多い。私もこの吹き上がりは一時的なものとになして、とりあえず119.31で売ってしまった。下がったらまた買い直せばよいだけである。。
するとすぐに119円台の前半までゆるんできた。118円台でビッドをして構えていたが、そこまでは虫のよい動きとはならなかった。一方でユーロドルだが1.08台の前半まで押し込まれていたのに、ニューヨーク時間で1.09台まで上昇。ギリシャ側の交渉団がメンバー入れ替えになるという。
これまで強硬姿勢を崩さなかった財務相が更迭されて、代わりに外務副大臣が任にあたるという。これがギリシャの債務交渉にとって前進したと取られたのだろう。米国株も歴史的な最高値を瞬間的にも抗する局面があった。その後のニューヨーク時間では、為替相場は小動きが続いた。ユーロドルはここ最近のレンジの上限まで来たということで、やはり1.09台は売り意欲が強かったようである。値保ちは悪かったように見える。
今晩はアメリカの経済指標がいくつか出るが、注目はリスクのありようだろう。つまりは米国株の動向だ。昨日は企業買収の話がいくつか頓挫して、リスク回避となって終了している。そしてまだまだすべてのポジション調整が完了しているとは思えない。もっとリスク回避が進むと想定するならば、ドル円の118円台方向への進みを狙いたいところ。しかしそれも動きが鮮明になってくるのは、欧州序盤からであろう。それまでは何も持たずに我慢したい。
日本時間 15時00分
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