昨日は欧州序盤でユーロが急落。1.13台の前半であったものが、1.11台まで落ち込んだ。また欧州債でパニックでもあったのだろうか。でもとくに目新しいニュースも出ていないようだ。でもユーロ売りがただならず起こっているのだから、きっと何か理由があるのだろう。わけもわからず私も1.1248でユーロドルを売りこんでみた。すぐにストップ注文だけ1.1270で置いた。何分にも何が起こっているのかわからないのだから仕方がない。
15分ほども我慢していると、ユーロドルは1.11台にまで突入。やっと少し落ち着くことができて、材料を探す。ECBの理事のひとりが緩和のペースを激しくしろなどと発言しているようだが、それに反応したのだろうか?あまりにも毎日、多くの理事から出てくるコメントの一つでしかないので、フレッシュなことは何もない。
しかし後から報道されたところによると、やはりこの発言に反応したようだ。いったい何に反応するのか、わかったものではない。そもそもさらに後になってわかったことだが、月曜日に発言していたものらしい。でもともかくユーロドルは短期間に1.14台まで戻してきたので、その分の調整も欲していたというところなのかもしれない。私も50ポイント抜けたので、ひとまずはポジションをクローズした。
ドル買いの流れはドル円にも波及し、あれだけ東京時間では上サイドを攻めきれなかったのに、120円台に簡単に乗せてきた。そしてアメリカの経済指標が出た。住宅着工件数である。これが用を大きく上回る結果となった。ドルは一段高し、ユーロドルは1.11台の前半まで差し込んで、ドル円は120円台のミドルへ。
こうなってくるとドル高のほうにしか興味がなくなってしまう。あとは米国株も大きく上がってリスク許容度が増大するのを確認したいところ。しかしドル金利の上昇と為替相場でのドルの全面高で、米国株はかえって頭の重い動きとなった。株価の上げの鈍さを見せつけられると、私としてもドル買いで攻めたくなくなる。私はすぐに寝てしまったが、ニューヨーク時間ではドルの高値張り付きの状態が続いたままであったようだ。
さて今日は東京勢も追随買いして、ドル円は昨日の高値を超えてきている。ユーロドルも安いには安いものの、昨日の安値をまだ割り込んできていない。ここまだとドルの高値に警戒感が出てくるかもしれない。ドル円はここしばらくは120円台から118円台の間でプレイしており、レンジの上限のようにも見える。
またユーロドルはネックラインとなりつつある1.1051にまで100ポイントもないところまで接近している。ユーロドルの1.10台はまた買ってみたくなる水準である。テクニカル面から考えると、ここからドルの高値追いは危険かもしれない。よく見極めたいところだ。
日本時間 15時10分
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