昨日のアジア時間ではユーロドルは1.1100を挟んでの動き。さすがに何度も止められているので、1.10台のミドルではショートの買い戻しとロングメークのための買い注文がたくさん並んできているようであった。私も1.1085と1.1065でビッドを置いておきながら、1.1050で全部カットの作戦には変わりがない。
しかし昨日の欧州序盤ではユーロドルが反発してのスタートとなった。1.1130あたりを超えてくると、もう下サイドはないだろうと見た向きの買い上げが激しくなってきた。欧州発の経済指標はマチマチで、ドイツの景況感は悪くて、イギリスの小売り関連の数字は良かった。最近、落ち着いている欧州債はやや下落気味ではあるが、不安を与えるほどでもない。
私もユーロ買いで行きたいと考えたが、1.11台では無理をしないでおこうと決めた。ちょっとビディッシュだからといって、1.13台1.14台から急落してきて、まだ間がない。当然のこと、上サイドにも相当のシコリを残しているはずだ。したがって今から上がっても、逃げのオファーが出てくるだけだろう。もうちょっと材料が出てくるのを待ってからユーロ買いを試みよう。
ニューヨークオープン前にユーロドルは1.118あたりまでショートカバーでメクリが進んだ。やはりあの時、素直に買っておけばよかった…。しかし過ぎてしまったものは仕方がない。経済指標でも見ることにしよう。そして失業保険は予想よりも悪かった。マーケットはもっとドル安に進んでしまうかと思われたが、ドルの買い戻しのほうが優勢となった。
ドル円は完全に121円台に乗せてきて、ユーロドルは1.11台の前半まで再び落下。その後に出てきた中古住宅やフィリー指数も悪い結果となった。しかし為替相場の流れは変わらずで、ドルは強いままで推移することとなった。
今日はドル円がやや軟化。120円台に突入してきている。しかしこれも121円ちょうどをはさんだ動きというコアレンジは変わらないだろう。それよりもユーロドルである。1.11台の前半まで下がってきたのだから、やはりまた同じ作戦で臨みたい。1.1050を下方向にブレークするまでは、相場の根幹に流れるストリームは変わらないものだとみなしてのことだ。
日本時間 15時10分
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