昨日は欧州序盤でドルが下落。ニュースソースではオバマ大統領が最近のドル高に懸念を示しているという。それに素直に反応して、ドル円は125円台のミドルから125円台の前半まで落ち込み、ユーロドルもまたしかりで50ポイント以上の上昇となった。私もこの局面は目で追っていたが、ドル売りに参加することはしなかった。
というのも、こうした観測記事のようなものはすぐに否定されたりして、簡単にドルがその反対にメクリ上げられてしまうことも多々あるからだ。どうせ取りにいくならば、その反転部分で参加したほうがよい。そのほうが効率的だと感じたからだ。
そういう目で見ていると、やはり徐々にドルは値を戻してきた。そこで私もドル円を125.30のちょっと手前から買い出した。ロングにしては6-9ポイント取っては利食い売り、そしてまたロングにすべく買い場を探る。しかしドル円の戻しは125.55あたりまでで、次第に目先は重たくなってきた。
やはり短期的にはドル円は上値サイドにシコリを残してしまったのだろう。さすがにここから中途半端にドル円を買っていく人もいないだろう。どうせ買って攻めるならば、金曜日につけた今年の高値である125.85を超えてきてからでも遅くはないのだ。
ニューヨーク序盤はドル売りで始まった。ユーロドルが1.12台まで上がってきているのが心強い。つまりドル売りしやすい環境にあったわけだ。私もスタンスを転換してドルショートで攻める。特に欧州序盤で失敗した124円台へのクリアな突入、それが124.90を下回ってきて流れが出てきたところで売り参戦した。ここからも10ポインを取りにいく。そしてすぐに次の売り場探しである。
日付の変わるちょっと手前で、オバマ大統領がサミットの場から否定した。その瞬間はドルが買い戻され、このまま反転してしまうのかと思われたが、ドルの戻しは瞬時的なものに終わった。すぐにファンドなどからの大きなドル売りを浴びたようで、ドル安が決定的な動きとなった。私も3時くらいまでドル円ショートで超短期トレードを繰り返したが、最後に損切りがついた段階でおしまいにした。
今晩も材料が少ない。必然的にドル安の流れの継続がテーマになるだろう。とりあえずは流れに沿って、どこかでドルショートで入らないといけない。それはユーロドルでもドル円でもよい。特に昨日のドル安値の水準を切りこんできたところは、必ず突っ込んでいかないといけないと考えている。
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