昨日はいよいよFOMC。これまでさんざん9月利上げという言葉を聞かされて、そろそろ嫌気が出てきそうな状況だった。マーケットのコンセンサスとしては、9月も利上げなし。ドルの短期金利の先物価格がそう言っているのだ。つまりお金を賭けて、失ってまで利上げありと考えている人は誰もいないのだ。
それでもFOMCの直前に至るまで利上げがあるのかないのかのシナリオ分析などして、いったい何を考えているのだろうかと思わせる。従来までは発表当日にはどちらにするかは、ほぼ決定されているはずであり、世の中にも周知のこととして展開してきたはずだ。それが市場との対話というものだ。
もしもマーケットのほうが勝手に先走った解釈をしていたら、それを金融当局者が順番にマイルドに是正してきたはずだ。でもそれが今回は見られない。これを繰り返していると、今のFRBのメンバーの信頼を失うことにもなりかねない。30年以上前までFOMCなどという金融会合は存在せず、朝、起きたらいきなり金利が上がっていたという昔の状況に立ち返ることと同義である。
まあともかくマーケットの動向はといえば、アジア時間でドル買いが進んで、ドル円も120円台の後半まで押し上げられた。私としては利上げが起こるはずもないと思っているうえに、121円台が当面のレンジの上限になり続けると考えているので、ドル円の売り態勢に入って待った。もちろん欧州時間になると、ますます様子見姿勢が強まるのは明らかだ。121.20でオファーは出しておくが、早めに寝て、夜中の2時半ごろに起き出すことにした。
夜中に起きても、やはりドル円は120.85から120.95までで、ほとんど動かなかったようだ。このまま結果が出たら困ると思い、ポジション量を当初の半分に減らして、120.90でショートにしてみた。ポジション量が少ないので、ストップロスは遠目で121.45で置いておく。
結果は予想通りで、金融政策に変更はなし。すぐに為替相場はドル売りで反応した。ユーロドルは1.14台に乗せてきて、ドル円も120円台の中盤を下回ってきた。最初の押し目は120.25あたりまでで、私のその戻りっぱなである120.38で買い戻した。次のまた売りこもうと思って120.65でオファーしていたのだが、来なかった。イエレン議長が会見をするまでは120.20から120.40までで留まることとなった。
その間、米国株は大きく上昇。利上げをしなかったことで金融相場的に株買いになっているものと思われる。そしてイエレン議長の会見となったが、10月利上げもありうるとした苦しい内容の会見となった。年内利上げにこだわる一方で、物価が低迷しているというのだ。物価などは向こう3か月で劇的に好転する性質のものではない。事実上、年内利上げもないことになったといっているようなものだ~。
結局、その後、ドル円は119円台まで沈んで、ユーロドルも一段高した。形の上ではFOMCスルーでドルの全面安が進んだことになる。東京時間では120円台に戻す場面もあったが、総じてやはり重い。
日本時間 15時00分
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