昨日は日本がお休み。それでアジア時間では為替相場は動意薄だった。おおむねドル円は121円ちょうどを挟んでの行ったり来たりで、値幅は10ポイントしかなかった。これで次の方向感を見極めろというのは無理な話であって、海外市場のインタレストを原油相場にでも求めるしかない。
その原油相場だが、年初来の安値圏に張り付いているままで、動かない。さらなる安値追いをしていないという消極的な理由だけが、マーケットの安心感だった。それを反映して欧州株は高い。
もうちょっとリスクテークが反映されて、クロス円なども全面高になればよいのに、どちらかというと思い感じ。ちょっと自分のフィーリングと合っていないので、積極的に手を出そうとも思わない。
ニューヨーク時間では原油価格が3ドル弱も上昇した。その要因はひとつには原油の在庫量が減少したこと。そして北米でのリグ稼働数が低下していることであった。需給に引きずられたといっても短期要因であることには変わりがない。これが近い将来の相場動向を決定するようにも思えない。
しかし米国株は素直に反応して、大幅上昇のまま、高値引けをしている。それでも為替相場ではいちばん買われやすそうなユーロ円が、逆に下げている。値幅はそれほどでもなかったが、反対に動いたことで、なんだか大きく下がったような感じがするである。
さて今日からは完全にクリスマスモード入りだ。欧州ではプレーヤーはほとんどいないだろう。したがってマーケットの動きも鈍くなる。材料も少ないことだし、また原油相場の下げも一服していることで、私も休みにしてしまおうと考えている。
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