昨日は海外ではイベント少なし状態で、為替相場もテクニカル的に膠着の度合いを深めていたので、なかなか積極的にポジションは作りづらい状態となっている。原油価格も最近は小動きが続いているが、これは17日の生産協議に向けて不透明感が増してきている。だから原油相場になにかあったら、それに乗ってみようかなとかいう軽い感じで海外市場に臨んだ。
欧州序盤ではドル円は108円台の前半。原油相場もしっかりとしていて米国株も高いので、マーケットのリスク許容度はやや高まってきているのも事実。ちょっとドル円やユーロ円の下げ局面では、突っ込み売りを仕掛けにくくなっている。ユーロドルが上がってきて、1.14台のミドルまで。ユーロ円なども買われていたのだ。
ドル円の昼間の安値が107.87までだったので、107.85でストップロスを設定して、ドル円を拾ってみた。日本株も昼間は高かったので、どこかでドル円を買いたいな、と思っていたところでもある。
108.16でドル円を買った後は、うまい具合にあまり下がらなかった。108.40あたりまで上げる局面もあったが、やはりこの辺りは重そうである。107円台に突っ込んだ後の戻りが、何度も同じところで止められているからだ。IMFの会見があって、世界経済の成長見通しを引き下げたようだ。
これはリスク相場にとってはマイナス要因である。ドル円いとってもアゲインスト。ドル円が下がりかけてきたので、108.33で売り払ってしまった。しかしその後の動きを見ると、ちょうど押しの最も安いところで売らされてしまったことになる。
その後は原油相場の上昇とともに、米国株も大きく上がった。サウジとロシアが生産協議を前向きに検討していることが報道されたからだ。ニューヨーク時間ではドル円は108.70アラウンドまで上昇。世界的にも株高の波があらわになってきて、リスクオンの状態となっている。
そして今日の日本の朝の相場は、ドル円が108.60くらいで帰ってきた。昨日のドル円は高値引けではないものの、久しぶりの高値圏でステイしているので、やはり買いスタンスで臨んだほうが無難なようだ。
東京時間の終盤には、ついにドル円は109円台もタッチした。今晩はアメリカの経済指標がいろいろ出てくるが、それがドル高の流れを加速させるかもしれない。夜の22時半前後の挙動に注意したいところだ。
日本時間 16時20分
株主:株式会社ダイヤモンド社(100%)
加入協会:一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会(JCBA)