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BOJ Officials Saidの謎:ブルームバーグの
英文タイトルはあとから改変されていた!?

2016年05月16日(月)13:30公開 (2016年05月16日(月)13:30更新)
ザイFX!編集部

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■あとから無理矢理、単語が1つつけ加えられていた!?

 しかし、意味がくみ取りにくかったのは、筆者が英語に弱いからだけではなく、あとから無理矢理、単語を1つつけ加えたからではないだろうか。本件について調べているうちに、そんな可能性が急浮上してきた。

 実はこの記事の最初の英語版タイトルは「BOJ Officials Said to Eye Possible Negative Rate on Loans」(日銀関係者は貸出金利をマイナスにする可能性を視野に入れていると言った)(※)というものだったと思われるのだ。

 先ほどのタイトルとの違いは1つ。「Are」という単語があるか、ないかだ。以下に改めて2つ並べてみたので、見比べてほしい。

(元のタイトル(と思われるもの))
BOJ Officials Said to Eye Possible Negative Rate on Loans

(現在のタイトル)
BOJ Officials Are Said to Eye Possible Negative Rate on Loans

 元のタイトルにはなかったと思われる「Are」が現在のタイトルには入っていることがわかる。

 そして、この元のタイトルなら「BOJ Officials Said…」となっており、意味は明快。日銀関係者が言ったのだとズバリわかる表現になっている。

 その後の相場の動きを見ても、このダイレクトな表現を見た海外投機筋が「米ドル/円、売り過ぎてた! 早く買い戻さなくては~~!!」とあわてて、米ドル買い・円売りに走ったことが目に浮かぶ。

(※執筆者注:このタイトルには別の訳し方がある可能性にも一応、触れておきたい。先ほども出てきた英語経験の豊富な日本人の1人によると、「say to 動詞」は「~するように言った」という命令文的な使い方となるため、このタイトルの訳は「貸出金利をマイナス金利にする可能性を視野に入れるように、と日銀関係者が言った」という意味になるのではないかとのことだった。そして、日銀が誰かに指示したという意味だと本文とそぐわないため、このタイトルは単なるミスではないかと思ったということだ)

■「GulfNews」のタイトルには「Are」が入っていない

 英語版のタイトルが改変されているという証拠をいくつか挙げてみよう。

 日本語のブルームバーグの記事がYahoo!ファイナンスに配信されていたように、英語のブルームバーグの記事も他のサイトに配信されることがあるようだ。

 そして、たとえば、湾岸諸国の「GulfNews」やシンガポールの「THE BUSINESS TIMES」に掲載されているこの記事のタイトルには以下のように「Are」が入っておらず、「BOJ officials said to ~」というものになっている。こちらが最初に配信されたタイトルだと思われるのだ。

「GulfNews」に掲載されたブルームバーグ記事の英語版
「GulfNews」に掲載されたブルームバーグ記事の英語版

こちらの記事タイトルには「Are」が入っておらず、「BOJ officials said to eye possible negative rate on loans」となっていることがわかる

「THE BUSINESS TIMES」に掲載されたブルームバーグ記事の英語版
「BUSINESS TIMES」に掲載されたブルームバーグ記事の英語版

こちらの記事タイトルには「Are」が入っておらず、「BOJ officials said to eye possible negative rate on loan program」となっていることがわかる(末尾がloansではなく、loan programとなっているのも異なる点)

■URLに残されていた元のタイトル

 では、ブルームバーグのサイト本体、もしくはそれに準ずる場所にタイトル改変の証拠は残っていないだろうか? 筆者はいろいろ調べていった結果、ついに2つの証拠を発見した。

 1つはURLである。

 ブルームバーグのサイトはおもしろくて、当該記事のURLに当初公開したタイトルそのものが入れ込まれているようなのだ(ただし、これはいつも完全にそのとおりではない模様。筆者はその法則を完全にはつかめていない)。

 現在、「BOJ Officials Are Said to Eye Possible Negative Rate on Loans」というタイトルになっている問題の記事のURLはどうなっているだろうか? 以下がそのURLである。

http://www.bloomberg.com/news/articles/2016-04-22/boj-officials-said-to-eye-possible-negative-rate-on-loan-program

 URLの後半に注目してほしい。「boj-officials-said-to-eye-possible-negative-rate-on-loan-program」となっている。「are」という文字はここに入っていない。これが最初に配信された記事タイトルだと思われるのだ。

■グーグルのキャッシュに元のタイトルを発見!

 そして、もう1つの痕跡はグーグルのサーバーの片隅にあった。以下のとおり、検索方法を工夫すると、本記事の1単語だけ異なる新旧2つの記事タイトルをグーグルは2つとも検索結果に表示(※)したのである(2つのタイトルとも検索結果上に表示されている記事URLはブルームバーグ(bloomberg)のもの)

(※執筆者注:グーグルがこのような検索結果を表示することは、時間が経過すると、変化する可能性がある)

新旧2つの記事タイトルが表示されたグーグルの検索結果
新旧2つの記事タイトルが表示されたグーグルの検索結果

 どちらの検索結果をクリックしても、今現在は新記事タイトルがついたブルームバーグのページに飛んでしまうが、グーグルにはキャッシュというものがある。クローラーと呼ばれるグーグルのプログラムがそのページを見に行った時点でのそのページの内容を、そのままグーグルのサーバーが保存してくれているものだ。

グーグルのキャッシュを見れば、少し前の時期の当該ページがどのようになっていたのかがわかるのである。

 それが以下のキャプチャ画像だ。

グーグルのキャッシュに残っていた当初の英文記事タイトル
グーグルのキャッシュに残っていた当初の英文記事タイトル

グーグルのキャッシュに残っていた当初の英文記事タイトルには「Are」が入っておらず、「BOJ officials said to eye possible negative rate on loans」となっていることがわかる

 鮮やかな青色で彩られたブルームバーグのサイト内にある当該記事タイトルにはたしかに「Are」の文字はなく、「BOJ Officials Said…」となっていることが見てとれる。

 もちろん、ウェブメディアでは…

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